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ヨーロッパ:FTA発行に伴いベトナムとの国際線再開を要請
<写真:NIKKEI ASIAN REVIEW>
19日、在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム=EuroCham)のニコラス・オディエ会頭はメディアの取材で、ベトナムに対して国際線の再開と外国人へのビザ発給・承認を要請していると話した。
多様なサプライチェーンを求めるヨーロッパの人々にとって、ベトナムが強力な投資先であることから、このような要請がなされたとされる。
現在ベトナムでは、外国人がベトナムからヨーロッパへ帰国することを一部許可している。しかし、ヨーロッパからベトナムへ向かう便については、2021年まで再開が難しい見込みだ。
今月8日にハノイで開かれた国会では、EU・ベトナム自由貿易協協定(EVFTA)の批准議決案が可決された。
これにより、ベトナムはシンガポールに次いで2番目にEU(欧州連合)と自由貿易協定を結んだ東南アジア諸国になった。
EVFTAの議決可決直後のインタビューで、ピア・ジョルジオ・アリベール駐ベトナムEU大使は、EVFTAにより、EU企業はベトナムを投資対象として検討するだろうと語った。
さらに、ピア・ジョルジオ・アリベールEU大使は、新型コロナウイルスの影響やその他の要因によって、人々は中国に限らず他の拠点にも重きを置くように多様化していくべきだと考えるようになると話した。
このような変化は、ベトナムにとって挑戦する機会になると同時に、ベトナムが外国投資の誘致を促進するために最適なビジネス環境を作り出す機会になり得るとピア・ジョルジオ・アリベールEU大使は続けた。
在ベトナムヨーロッパ商工会議所のオディエ会頭は、多くの国の企業が、他の国を介してアメリカへの輸出を増加させているが、ベトナムはその投資対象国として有望な国の1つだと述べた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でベトナムとEUを結ぶすべての国際線が4月1日から運航が停止しており、ヨーロッパ経済に打撃を与えている。
EUを拠点とする企業からの需要により、ベトナムと欧州圏の間で、パリ、ロンドン、フランクフルトなどのヨーロッパの都市への国際線再開に向けた交渉を開始したが、ヨーロッパでは現在も新型コロナウイルスが終息していないことから、交渉は未だ初期段階にあるという。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。