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ベトナム国産ワクチン、12月10日から臨床試験開始 20人対象
12月5日夜、ベトナム保健省が新型コロナウイルスの国産ワクチンについて、12月10日から臨床試験を開始すると発表した。
世界中でコロナワクチンの開発が加速する中、ベトナムの全国民が待望するワクチンの開発で一歩前進した。
今回、臨床試験の承認が下りたワクチンはナノゲン(Nanogen)社が開発する菌やウイルスの一部のみを集めてワクチンにしたサブユニットワクチンだ。
ナノゲン社が開発するワクチンは国内と国外それぞれ専門機関で評価されているという。
また、動物実験での有効性も確認されており、臨床試験を行う基準を満たしたとされている。
臨床試験は第3期まで行われる予定で、12月10日から開始される第1期ではボランティア20人を対象とした小規模の臨床試験が行われる予定。
第1期では対象となる20人のうち、最初数人がワクチンを接種し、その24〜48時間後に残りの人がワクチンを接種する予定だ。
第1期での臨床試験が問題なく進めば、3ヶ月後に第2期の臨床試験が400人を対象に行われる予定だ。
臨床試験を組織・管轄するのは、国防省傘下の軍医学院だという。
ベトナムではナノゲン社とほか3社の合計4社がワクチン開発を行っている。
ナノゲン社の他、開発を行っているのは保健省傘下のワクチン生物製剤研究製造センター、第1ワクチン生薬製造会社(VABIOTECH)、ワクチン医学生物学研究所(IVAC)だ。
このうち、臨床試験の承認を得ているのはナノゲン社のみ。
VNエクスプレスの報道によると、ナノゲン社には約300人の専門家が総力をあげてワクチン開発を行っており、6月に科学・技術省からワクチン開発の指示を受けて以降、半年近く休みなく開発が進められているという。
現段階で、ベトナムは2021年末をめどに新型コロナウイルスのワクチンの販売を目指している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。