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忘れてませんか?今年の明るいベトナムニュース|コロナでも希望の光
<写真:ダナンを代表するミーケビーチ>
今年、世界中を騒がせた新型コロナウイルス。
ベトナムでも、1月23日に国内初となる感染患者が確認され、3月には日本人を含めた全ての入国者を対象にした入国制限が開始されました。
そこから、各都市におけるロックダウンやダナンで発生した第2波、感染者情報、経済低迷など1年を通して暗いニュースが多かったように見受けられます。
しかし、中には明るいニュースもたくさんありました。
世界的に見ると、新型コロナウイルスワクチンの短期間での実用化にこぎつきました。
ベトナムでもワクチンの臨床試験が行われています。
また、ベトナムでは社会的弱者と言われる方々への支援の輪など社会の助け合いも見られました。
今回は、2020年で注目された明るいニュースを振り返ります。
金環日食
6月21日、ベトナムでは、太陽が月によって隠れきらずに輪のように見える金環日食の一部が観測されました。
地球が公転する軌道と月が公転する軌道の傾きの関係上、太陽・月・地球が一直線に並ぶことは滅多にないため、皆既日食や金環日食は数十年に1度の頻度でしかみることができないと言われています。
ベトナム生活で金環日食を観測できたのは、貴重な体験だったのではないでしょうか?
ちなみに、日本でも部分日食が観測されていましたが、夏至の部分日食は1648年(慶安元年 徳川家光が将軍の頃)以来372年ぶり。
コロナ禍で人々の状況は変わってしまっても、地球は変わらず自然の美しさを見せてくれたのが印象的でした。
橋から飛び降りようとする女性をグラブバイク運転手が救う
今年は特に、コロナ禍で将来が見えない不安やストレス、孤独感などがあったかもしれません。
そんな中、自殺をするために橋から飛び降りようとした女性をグラブバイク運転手が引き止める出来事がありました。
女性の命を間一髪のところで救ったグラブバイク運転手は「緑のヒーロー」と呼ばれ、ベトナム全土から称賛の声があがりました。
多くの称賛を受けたグラブバイク運転手が、「引き止めたことへの感謝ではなく、自分自身をもっと愛することを学んで欲しい」とコメントをしたことも印象に残る出来事でした。
ロックダウン中のホテルの粋な演出
ベトナム国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各都市で外出規制のかかった6月。
経済的に想像を絶する打撃を受けているホテル業界ですが、ホーチミンの中心にあるカラベルサイゴンホテルとパークハイアットサイゴンホテルが客室の窓を使用した粋な演出を行っていました。
カラベルサイゴンホテルが客室の窓で「WE」の文字をライトアップ。
向かいにあるパークハイアットホテルでは、それに応えるように「♡」の文字をライトアップしていました。
社会全体にストレスのかかる時期に、地域の温かさと協力が感じられる演出は街ゆく人に元気を与えたに違いありません。
ユニクロ&無印良品&マツキヨがオープン
ベトナムに住む日本人にとっては”待望の”オープンだったのではないでしょうか?
2019年12月にホーチミンにベトナム1号店をオープンしたユニクロがハノイにもオープン。
さらに、ホーチミンには10月にマツキヨ、11月に無印良品がオープンしました。
無印良品は東南アジア最大級と言われる規模の旗艦店で、オープン当日は長蛇の列ができていました。
日本人にとっては馴染みのある店舗のオープンにより、ベトナム生活がより快適になったのではないでしょうか?
また、ベトナムにもユニクロ、無印良品、マツキヨがあると、この国の発展にどこか喜びを覚えた人も多いと思います。
菅首相が初外遊先としてベトナムを訪問
2020年8月28日に持病の悪化により電撃的な辞任をした安倍前首相から道を譲り受けた菅首相。
9月に内閣総理大臣に就任した菅首相は、10月18日に初外遊先として、ベトナム・ハノイを訪問しました。
ベトナム訪問中、菅首相とフック首相の日越首脳会談が実施され、日本の「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携強化を呼びかけました。
さらに、日本とベトナムは短期出張者の往来と二国間の商用旅客便を再開する方針で一致。
経済とコロナ対策の両立の道を模索する両国が、往来の緩和に向け着実に前進していることを感じることができました。
ベトナム国産ワクチンの臨床試験始まる
12月17日にはナノゲン(Nanogen)社が開発するベトナムの国産ワクチンの臨床試験が開始されました。
臨床試験の治験登録1人目となったのは医科専攻の修士課程に在学する女子医学生のMinh Anhさん(25)。
最新の報道によると、接種を受けた最初の3人の健康状態は接種3日後も良好であることが確認されました。
ベトナムは海外からのワクチン調達の他、2021年12月までの国産ワクチン実用化を目指してワクチン開発を進めています。
松井大輔がサイゴンFCに移籍
<写真:©︎laodong.vn>
サッカーファンのみならず、多くの人が喜びを感じたニュースではないでしょうか?
12月4日、サッカー元日本代表の松井大輔選手がJ1横浜FCからベトナム1部サイゴンFCに完全移籍することが電撃発表されました。
39歳にして5カ国・9クラブ目の海外挑戦に踏み出した松井大輔選手は12月27日にサイゴンFCのチームの練習に初参加。
サイゴンFCにはその他日本人選手が3人加入。ベトナムサッカーが面白くなりそうです。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。