ベトナム:第1四半期の失業率は過去5年で最悪

2020年04月29日(水)00時00分 公開
ベトナム:第1四半期の失業率は過去5年で最悪

<写真:The Star.com>

 

ベトナム総統計局(GSO)が発表した今年第1四半期の労働と雇用に関する報告書によると、ベトナムでも1月末から感染の広まった新型コロナウイルスが国内労働市場に直接的な影響を及ぼしている。

 

ベトナムの第1四半期の生産年齢人口における失業者数は約110万人で、前期比で2万6000人増加し、前年同時期比では2万6800人増加した。

 

 

新型コロナウイルスのパンデミックの状況下では、労働契約のない労働者と非正規雇用が最も脆弱であるとベトナム総統計局Vũ Thị Thu Thủy局長は述べた。

 

ベトナム総統計局の調査によると、新型コロナウイルスの影響に苦しんでいる労働者は500万人近くに上るという。

このうち、最も影響を受けているのは120万人の労働者を抱える製造および加工産業で、続いて、110万人以上の労働者を抱える卸売および小売業界、74万人近くの労働者を抱える宿泊施設およびケータリング業界が影響を受けているという。

 

2020年4月半ばの時点で、一時解雇された労働者が最も多いのは輸送業、倉庫業、教育業だ。各業界で、労働者の70%が一時解雇されているという。

一方で、製造および加工業とケータリングサービス業は、失業者の割合が最も高く、各業界の労働者の約20%が失業したという。

 

Thủy局長は、絶え間なく変化する労働市場へ適応するため、労働者は専門スキルやソフトスキル(コミュニケーション能力やリーダーシップ能力)を向上させる必要があると話した。

 

 

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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