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ロンタイン国際空港が今日着工、ベトナム最大の空港に 25年開業

2021年01月05日(火)16時23分 公開
ロンタイン国際空港が今日着工、ベトナム最大の空港に 25年開業

<写真:タンソンニャット国際空港に駐機するベトナム航空B787型機/2020年12月ポステ撮影>

 

ベトナム東南部地方ドンナイ省ロンタイン郡で計画されているロンタイン国際空港が1月5日に着工する。
ベトナム国内のメディアが報じた。

 

新型コロナウイルス流行下における国内の経済成長と公共投資の加速を目指し、フック首相は昨年11月にロンタイン国際空港建設投資案件の第1期を承認する首相決定を公布していた。

 

ロンタイン国際空港の建設は3期に渡って行われる予定で、総投資額は145億ドル(約1兆5000億円)になる見通し。
完成すればベトナム国内最大規模の空港となる。

 

第1期の建設の投資額は46億6000万ドル(約4802億円)で、2025年の開業を目指しているという。

第1期では、全長4000メートルの滑走路や旅客ターミナルなどの建設がされる予定で、年間最大の利用旅客数は2500万人で、貨物取扱量は120万トンとなる。

 

その後、第3期までの建設で、年間最大の利用旅客数1億人までの拡大を見込んでいる。

 

第3期までの建設の完工時期は未定だが、これが完成すれば世界的にみても大規模空港となる。

中国の北京に建設された新国際空港・北京大興国際空港も年間最大利用旅客数が1億人程度だ。

また、2019年の各国の空港利用旅客者数をみても、世界一忙しいと言われるアメリカ・アトランタ国際空港で約1億1053万人。

それに続き、北京首都国際空港が約1億人、米・ロサンゼルス国際空港が約8800万人、ドバイ国際空港が約8639万人、羽田国際空港が約8550万人だ。

このことからも、ロンタイン国際空港の規模の大きさがうかがえる。

 

インバウンド需要の急速な成長から、ベトナムの航空需要はこれまで予想を遥かに上回るペースで伸びている。

それもあり、新型コロナウイルスの流行前、2020年にはタンソンニャット国際空港の空港処理容量が限界に達するとみられていた。

 

国際空港評議会(ACI)は2019年の報告書で、世界で2018年〜2040年までに最も航空旅客数が増加する地域としてアジア太平洋をあげており、その中でもベトナムが世界で最も航空旅客数の増加速度が速いとしている。

 

さらに、国際航空運送協会(IATA)の予測によると、ベトナム航空市場は世界で5番目の速さで成長しており、2035年にはベトナムの旅客数が1億5000万人に達すると予測している。

 

フック首相はロンタイン国際空港の建設について、「新空港建設は公共投資を促進し、新型コロナウイルスによる経済影響を緩和する点で重要な役割をになっている。」と声明を発表している。

 

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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