ベトナム国産ワクチン・コビバックの開発加速、予定より早く生産か

2021年04月28日(水)09時23分 公開
ベトナム国産ワクチン・コビバックの開発加速、予定より早く生産か

<写真:VN Express>

 

現在ベトナムで開発が進められている新型コロナウイルスのワクチン「コビバック(Covivac)」の第2期臨床試験について、当初の予定より1ヶ月前倒しで完了し、来年はじめに予定されていた同ワクチン生産開始時期が今年第4四半期に早まる可能性が出てきた。

ベトナム保健省傘下のワクチン・医学生物学研究所(IVAC)の Duong Huu Thai氏は、VNエクスプレスに対し、ワクチンの安全性や質を保証した上で、コビバックの臨床試験を加速させていると話した。
 

当初発表された計画では、医学生物学研究所は1月21日から今年末までにかけて3段階にわたる臨床試験を行い、来年にワクチンの生産を開始するとしていた。

計画では第1段階の臨床試験を2021年7月に完了し、第2段階の臨床試験を7月〜8月に開始、11月には医学生物学研究所がボランティアを募り、第3段階の臨床試験を開始する方針だった。

しかし、第1段階の臨床試験における120人に対する1回目のワクチン接種が4月27日に完了し、2回目の接種が5月15日に完了する見込みであることから、医学生物学研究所は、第2段階の臨床試験を当初の予定より早い6月上旬から開始できるとした。

 

第1段階の臨床試験でワクチンを接種したのは18歳〜59歳のボランティアだという。

120人は5グループに分けられ、20人に対しては偽薬、残りの100人に対しては1マイクログラム、3マイクログラム、10マイクログラムのいずれかのワクチンが投与された。

 

被験に対しては、2回目のワクチン接種を行った8日後に抗体の有無を調べるために血液検査が行われ、接種後14日間は健康観察が行われるという。

国立衛生疫学研究所傘下の臨床試験センターのVu Dinh Thiem氏によると、4月26日までに被験者のうち36人が2回目の接種をしたという。

 

これまでに確認されているワクチン接種による副作用は、注射箇所や身体の筋肉痛、頭痛だという。

Thiem氏によると、副作用の重篤度が偽薬を投与されたグループよりも低い場合、ワクチンは安全であると結論付けられるという。

 

3段階に渡る臨床試験完了後、医学生物学研究所はコビバックの緊急使用許可を申請する方針だ。
 

 

 

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