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新型コロナ軽症患者は自宅隔離にすべき、専門家
<写真:VN Express>
ベトナム国内では今後も新型コロナウイルスが増加すると見込まれていることから、専門家は、病院の負担を軽減するため、軽症の新型コロナウイルス感染者について、自宅で隔離を講じ、療養するべきだと発言した。
VNエクスプレス(電子版)が報じた。
ベトナム国立肺病院のNguyen Viet Nhung氏は新型コロナウイルスで発生し得る症状に対する脆弱性に応じて、感染患者をカテゴリ分けするべきだとした。
Nhung氏は、重症患者や高齢者、基礎疾患のある人は医療施設で治療をする必要があるものの、軽症で重篤な併存疾患がみられない場合には自宅隔離にするべきだと述べた。
さらに、Nhung氏は、これまでの新型コロナウイルスの感染抑え込み対策は今回の第4波では機能しないと指摘する。
ベトナム政府はこれまで感染者全員に対して医療施設での治療や接触者追跡を行い、感染を封じ込めてきたが、4月下旬から流行している第4波では感染力の高い変異株の感染が拡大していることが背景にあるという。
4日にはホーチミン市で確認された第4波での感染者数が、バクザン省の感染者数を上回り、6日朝の時点でホーチミン市で確認された感染者数は6905人に達している。
同市では連日数百人の感染者が確認されており、最も多い日で1日700人以上の感染者が確認されている。
Nhung氏は、感染状況は今後さらに悪化することが予想されるとし、病院に大きな負担をもたらすとしている。
また、国内の新型コロナウイルス感染者のうち84%が無症状または治療を必要としない程度の症状という情報から、Nhung氏は感染者全員を病院で治療することは費用がかかる上、不必要なことだと述べた。
軽症の感染者に対し自宅隔離を許可するには、住宅や換気の基準、健康観察、同居する家族の隔離など、条件を満たす必要があるとされる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。