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ベトナム南部で行動規制強化広がる、新型コロナ再拡大で
<写真:©️Flickr>
ベトナム南部地域で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受け、各省・都市で規制を再び強化する動きが広まっている。
ベトナム東南部に位置し、カンボジアと国境を接しているタイニン省では、22日(月)から、バーやダンスクラブ、インターネットカフェ、カラオケ、マッサージ店などの営業が停止となった。
飲食店については、営業は認められるが、一度の来店人数が20名までとなり、アルコール類の提供も禁止となった。
また、スポーツやエクササイズ、結婚式、葬儀、宗教などの活動についても、一度に集まる人数が最大20名までに制限され、それ以上の人数が集まるイベントや集会については当局による承認が必要となる。
タイニン省では11月14日〜21日までで、3774人の新型コロナウイルスへの感染が確認されており、同省におけるこれまでの合計感染者数は2万200人、死者数は206人となった。
南中部高原地方のラムドン省においても、21日(日)から、感染流行地域から同省に入域する人に対して、入域前72時間以内に行われた新型コロナウイルスの検査での陰性の検査証明書の提示が求められている。
さらに、同省内の一部の公務員や労働者に対しては、3日毎に新型コロナウイルスの検査を実施することが求められている。
感染流行地域からの入域者が増加し、同省における新型コロナウイルスの感染者数も増加傾向にあるという。
11月14日〜21日に確認された感染者数は518人で、これまでの合計感染者数は2000人を上回った。
南東部に位置するビントゥアン省では、さらに厳しい規制が講じられている。
同省では生活必需でないサービス活動を停止し、飲食店の営業については、店内飲食は認められておらず、お持ち帰りとデリバリーのみの営業となっている。
住民に対しては午後7時〜午前5時までの夜間外出を禁止とし、感染リスクの地域への移動またはそれらの地域からの入域を禁止とした。
伝統的な市場(マーケット)への入場には当局からの許可証の提示が求められる。
ビントゥアン省で11月14日〜21日に確認された感染者数は3482人で、これまでの合計感染者数は1万1700人、死者数は95人となった。
同省のワクチン接種状況については、18歳以上の人口の92%が少なくとも1回目の接種を完了しているが、必要回数(2回)のワクチン接種を完了しているのはわずか33%にとどまっている。
メコンデルタ地方のバクリュウ省では11月14日〜21日までで2389人の感染者が確認されており、これまでの合計感染者数は9300人を超えた。
同省でも規制が強化され、政府機関や医療機関、新型コロナウイルス検査会場などを除き、屋内・屋外において10人以上集まることが禁止されたという。
さらに、午後8時〜午前4時までの住民の外出を制限する夜間外出禁止措置が講じられている。
同省の政府職員については、当局からの承認なしに省外への移動が禁止され、親族のみで行われる結婚式と葬儀を除き、社会活動やパーティーへの参加が禁止されているという。
飲食店の営業については、午前4時〜午後7時までのお持ち帰りとデリバリーのみの営業とされている。
そのほか、バーやダンスクラブ、カラオケなど生活必需ではないサービス活動は停止となり、省内で感染状況が複雑な地域においては検問所が設置されている。
メコンデルタ地方のビンロン省 でも、過去10日間で院内感染を中心におよそ300人の感染者が確認されたことから、飲食店の店内飲食やエンターテイメント活動などが停止となった。
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