ホーチミンで新型コロナ感染者再び増加、人民委員長が警戒呼びかけ

2021年11月15日(月)11時14分 公開
ホーチミンで新型コロナ感染者再び増加、人民委員長が警戒呼びかけ

<写真:ホーチミン市Phan Van Mai人民委員長 / ©️Tuoi Tre>

ホーチミン市で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているとして、同市人民委員長は市民に対して、警戒を高め、感染防止対策を厳格に遵守するべきだと呼びかけた。

 

ホーチミン市人民委員会のファン・ヴァン・マイ(Phan Van Mai)委員長は現地メディアの取材に対して、新型コロナウイルスの感染者数はホーチミン市だけでなく全国的に再び増加していると話した。

 

ホーチミン市では10日(水)に1185人の感染者が確認されており、2日(火)の682人に比べて倍近く増加した。

国内全域での感染者についても10日に8162人で、2日の5637人に比べて大きく増加した。

 

一方で、マイ委員長は、ホーチミン市だけでなくベトナム全域でニューノーマル(新常態)での行動制限の緩和を行ったため、感染者の増加は以前から予測されていたものだとした。

また、社会・経済活動を再開したために、厳しい行動制限を行っていた10月以前より、人と人との接触や移動は大幅に増加していると説明した。

 

マイ委員長は、今後、さらに感染が拡大した場合に、医療現場などの実情に対処するために行動制限を再び講じなければならなくなることを懸念しているという。

 

今週も、ホーチミン市は医療従事者やクラスター現場周辺の人、混雑する場所にいる人、感染流行地域から入域する人などを中心に、住民1000人に対して4人の割合で新型コロナウイルスの検査を実施する方針だという。

1日の検査人数は6000人になる見通しだ。

 

また、無症状または軽症で自宅療養する人の症状の悪化を防止するために薬の提供を早めるという。

さらに、新型コロナウイルスの感染が確認された場所における接触者追跡などを迅速化するため、移動式医療ステーションを含む各地域の医療ネットワークを強化する方針を明らかにした。

 

新型コロナウイルスを効果的に管理しながらも柔軟かつ安全に適応するという中央政府の方針のもと、ホーチミン市は今週にも市内各地域の実際の感染状況に基づいて経済活動再開レベルを4段階に分けて設定するという。

レベル1では経済活動を100%、レベル2では75%、レベル3では50%、レベル4では25%または活動停止となる。

 

 



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