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ホーチミン:死者数の減少鈍化、感染者に24時間以内に薬供給を要請
<写真:©️Tran Thanh撮影 / Unsplashより>
ホーチミン市保健局は、市内における新型コロナウイルスの死亡者数の減少が鈍化しているとして、感染患者(F0)に対して薬を24時間以内に供給するよう各地区の自治体に対して要請した。
ホーチミン市の新型コロナウイルスによる死亡者数は、10月30日時点で1日あたり21人まで減少したが、その後は21人〜43人で推移している。
国内全体の死亡者数の約半数がホーチミン市で確認されており、依然として国内で最も多く1日あたりの死亡者数が確認されている地域に変わりはない。
11月11日(木)には同市で38人の死亡者が確認され、そのうち34人は基礎疾患を持っている人だったという。
現在、新型コロナウイルスでの死亡リスクが高いとされているのは、基礎疾患がある人や高齢者などだ。
また、同市保健局は、基礎疾患などが原因で外出ができない人がワクチンを接種できてないことについても懸念を抱いている。
ホーチミン市保健局は、市内の各区に対して、移動が困難でワクチン接種ができていない人を特定し、ワクチン接種か感染防止対策を迅速に講じるよう呼びかけた。
また、ワクチン接種を受けることができない子供については、家庭内にウイルスを持ち込まないよう注意しなければならないとしている。
死亡者数の減少が鈍化していることを受け、同市保健局は、自宅や隔離施設で療養している新型コロナウイルスの感染患者(F0)に対して、感染確認から24時間以内に医薬品を提供するよう各地区の当局に対して求めている。
提供する医薬品は保健局の指示に基づいたものでなくてはならず、特に抗ウイルス薬「モルヌピラビル(Molnupiravir)」の取り扱いについては一層注意する必要があるとしている。
市内全ての区、地区、郡、移動式医療センターに対しては24時間体制のホットラインを設置し、住民からの新型コロナウイルスに関する質問や自宅での検査、感染患者(F0)の治療についての問い合わせに回答できる体制を整えるよう求めた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。