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ハノイで新型コロナ重症患者増加、病床逼迫の懸念高まる
<写真:ハノイ市Thanh Nhan病院で治療を受ける重症患者 / ©️vietnamnews.vn>
ハノイ市で新型コロナウイルスの重症患者が増加しており、市内複数の医療機関では病床が逼迫することが懸念されている。
ハノイ市では20日午後4時〜21日午後4時までで、1704人の感染者が確認されており連日国内最多の感染者数を記録している。
ハノイ医科大学が管理し新型コロナウイルス感染患者の治療を行う野戦病院では、前の週に比べて重症患者が増加しているという。
同病院のHoang Bui Hai氏によると、20日の時点で同病院では重症患者60人に対して治療を行なっているという。
Hai氏は感染者数が増加すれば重症患者も増加すると危機感を示しており、現時点での同病院における重症化率は3%程度だとした。
Hai氏によると、重症患者の治療期間は平均的に2週間〜1ヶ月間だという。
ハノイ医科大学が管理する同病院は、他の医療機関からの重症患者の受け入れを行なっており、ハノイ医科大学は重症患者の増加を受け、新たに医師3名を派遣したという。
これによりハノイ医科大学から派遣された医師は合計40名にのぼった。
このほか、ハノイ市のセントポール総合病院と、ハザン省やハティン省のセントポール総合病院からも医師が派遣されているという。
また、Hai氏は市内各地域の病院でも集中治療が必要な新型コロナウイルスの重症患者が急増していることを明らかにした。
熱帯病中央病院でも重症患者が増加しており、病床500床がすでに満床だという。
同病院は無症状・軽症・中等症患者の受け入れは停止しており、肺に症状のある重症患者のみを受け入れている。
保健省が発表しているデータによると、12月20日夜の時点で国内全域の重症患者数は7615人にのぼっている。
ハノイ市では、12月20日夜の時点で治療を受ける感染患者数が1万4333人にのぼり、うち5061人は自宅療養が認められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。