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新型コロナ感染患者数の日次更新停止を提案 保健省
〈写真:VnExpress〉
保健省は、「現在の感染者数の公表形式はパンデミック状況の本質を反映しておらず、人々に無用な心配をさせる可能性のあるものになっている 」として、日次での新型コロナウイルス感染者数の発表を停止するよう提案した。
5日にファム・ミン・チン首相に提出された提案の中で、同省は、市中感染者数が増加しているが、ワクチン接種の普及により死亡率は大幅に減少していると述べている。
この1ヶ月間、ハノイ市を中心としたほとんどの省・市で新規感染者数が増加しており、平均して、毎日5万〜7万5000人の新規感染者を記録している。
同省は、この感染者数の増加は、ハノイ市とホーチミン市でオミクロン変異株が急速に広がったことが原因であるとしている。
同省の発表によると、前月比で2月の全国の地域別患者数は198%増加したが、死亡者数は47%減少、入院者数は24%減少、重症・重篤患者数は43%減少している。
ベトナムでパンデミックが発生して以来、2年以上にわたり、同省は毎日午後6時に最新情報を発表してきた。
同省は日次発表の停止に併せて、「14日以上前に規定回数のワクチン接種が完了、3ヶ月以内に新型コロナウイルス感染から回復、濃厚接触後5日目にPCRまたは迅速検査の結果が陰性」のいずれかを満たす場合を条件として、濃厚接触者は10日間の健康状態の自己監視を行うことを提案している。
自己監視期間中は、感染予防策を遵守し、感染リスクの高いグループとの接触を制限する必要がある。ワクチン接種が完了していない濃厚接触者は、自宅や宿泊先での5日間の隔離と1回の検査を受けなければならない。
同省は現時点では、完全にワクチン接種を受けたか、感染から回復した濃厚接触者には5日間の自宅隔離、ワクチン未接種の濃厚接触者には1週間の自宅隔離を要求している。
また、新提案では、無症状の感染者は、隔離期間中にオンラインで仕事をしたり、自宅や病院にいる他の感染者の世話をすることができるとしている。
昨年4月の新型コロナウイルス第4波の発生以来、ベトナムは415万人以上の患者を記録している。同国では、合計1億9600万回分の新型コロナウイルスのワクチン投与が完了している。
18歳からのほぼすべての成人が1回目のワクチン接種を受け、98%が2回目の接種を受けている。12歳〜17歳のほぼすべて(99%)が1回目のワクチン接種を受け、94%が2回目の接種を受けている。
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