おすすめのプロモーション
ベトナムとオーストラリア、農業従事者の支援に関する了解覚書に調印
〈写真:Tuoi Tre〉
4日、ベトナムとオーストラリアは、ベトナム人がオーストラリアの農業ビザプログラムに参加するための支援を提供する了解覚書(MoU)に調印した。
この覚書は、同日に行われた仮想式典において、ベトナム労働・傷病兵・社会省およびオーストラリア外務貿易省が両政府を代表して署名した。
労働・傷病兵・社会省によると、オーストラリア農業ビザプログラムの下で締結された最初の二国間MoUである。
2021年9月、オーストラリア政府は農業分野の労働者を対象としたビザプログラムを発表し、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンの4カ国を早期参加国として選定した。
同プログラムは、オーストラリアの農業分野における労働力不足に対処するとともに、ベトナム人労働者がより多くの知識、経験、技能、収入を得る機会を創出することを目的としている。
オーストラリアでは、年間約1000人の農業労働者を受け入れる予定である。
基本給は月2390〜2990米ドル(約30万〜37万円)で、他の労働市場に比べて高い所得率となっている。
労働・傷病兵・社会省大臣は式典で、「両政府間のMoUの調印は両者の協力関係における重要なマイルストーンとなる。このMoUが、ベトナム人がオーストラリアに入国して農業分野で働くための法的枠組みと有利な条件を作り出すことになる。」と述べた。
オーストラリアのマリゼ・ペイン外務大臣はプレスリリースで、「ベトナムのオーストラリア農業ビザプログラムへの早期参加は、両国の戦略的パートナーシップの下での協力関係を深めるというモリソン政権のコミットメントを示すものである。」と述べた。
今回のMoU調印は、2021年11月1日に両国の首相が立ち上げた「オーストラリア−ベトナム経済関与強化戦略」の主要な取り組みである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。