ドラゴンフルーツ1kgあたり約20円、中国ロックダウンの影響続く

2022年04月01日(金)14時09分 公開
ドラゴンフルーツ1kgあたり約20円、中国ロックダウンの影響続く

〈写真:VnExpress〉

 

中国への輸出の滞りにより、ホーチミン市やハノイ市ではスイカやドラゴンフルーツなどの農産物が1キロあたり3000~8000ドン(約15~40円)で売られている。

 

ホーチミン市の12区、ビンタイン区、ゴーバップ区などでは、歩道で売り子が大量の果物を非常に安価で売っている光景が見られる。

 

タンビン区の売り子によると、取り扱っているスイカは近年、通常1キロあたり2万5000ドン(約125円)で売られていたが、今年はロンアン省の農家から8000ドン(約40円)で仕入れ1万2000ドン(約60円)と半額で販売している。

 

ゴーバップ区の売り子は、輸送費が高いため、ほとんど利益がない状態で売っているという。

 

3ヶ月前から中国国境ではコンテナが山積みになっており、輸出業者は国内で輸出価格の半分か3分の1で売ることを余儀なくされている。

 

税関によると、複数の重要な国境ゲートを持つ北部のランソン省では、28日の時点で1378台のトラックが立ち往生しており、その4分の3以上が果物を積んでいる。

 

地元の税関職員によると、ここ数日、国境から引き返すトラックの数が増えており、今後も増える可能性があるという。

 

これらの業者は通常、ハノイ市へ引き返しそこで売ろうとすることが多い。ロンビエン区の業者によると、ここ3ヶ月間、果物の輸出価格が下がっているため、運転手や輸出会社を支援するために低利益で販売することがほとんどである。

 

また、ネット上では、スイカが1キロあたり5000ドン(約25円)前後、バナナが1キロあたり6000ドン(約30円)前後、ドラゴンフルーツが1キロあたり4000ドン(約20円)前後で販売されている。

 

一部の輸出業者は、中国への輸出を完全に放棄し、他の市場に集中することを検討している。

 

 

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