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果物、肉類の価格が低迷、消費財高騰の流れに逆行
〈写真:VnExpress〉
多くの消費財の価格が急上昇している中、供給が好調な一方で輸出を中心とした需要が低迷しているため、このトレンドに逆行する商品もある。
輸入牛肉の価格は10〜20%下がり、養殖魚の価格はさらに急落している。
地元報道機関の調査によると、多くの農水産物や畜産物の価格が下がっており、そのほとんどが2桁の下落を示している。
南部ロンアン省にあるジャックフルーツ果樹園によると、輸送コストの高さや輸出の難しさから、業者が買い付け価格を半額にしたり、買い付けを止めたりしており、生産コストは昨年の2倍になっているが売値が低く、大きな損失を被っているという。
写真:VnExpress 下落した一部の食品価格
中部沿岸地方ビントゥアン省のドラゴンフルーツ農家によると、数トンの収穫をしたものの、輸出の問題を背景に、業者に1キログラムあたり約2000ドン(約10円)でしか買い取ってもらえないという。
中央高原の農産物商関係者によると、価格下落の主な原因は輸出の困難さである。通常、オフシーズンの果物は供給が限られており、常に高い値段で取引されるが、輸出ができず、価格が急落している。
ベトナム税関によると、ベトナム産ドラゴンフルーツの8割は中国に輸出されていたが、中国が新型コロナウイルス予防対策を強化してから、ベトナムの輸出は停滞し、多くの果物の需要が枯渇している。
21日時点で、北部ランソン省の中国との国境ゲートにはトラック約1000台が立ち往生しており、そのうち660台が新鮮な果物を積んでいるという。
豚肉生産大手の「CPベトナム」社によると、供給が増え、需要がパンデミック前の80%に落ち込んだため、肉の価格は全般的に下落している。
デルタ地帯のチャビン省農業農村開発局も、養殖魚介類の価格下落を同様の理由に挙げている。
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