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ホーチミン市、空港到着時の「健康申告」停止を提案
〈写真:Tuoi Tre〉
ホーチミン市当局は、タンソンニャット国際空港の混雑を緩和するため、同空港からベトナムに入国する人々の健康申告を一時停止するよう保健省に提案した。
20日に保健省に送付された文書で、市当局は健康申告の代わりに、入国手続きが完了した乗客はベトナム滞在中に「PC-COVID」アプリで自分の健康状態を自己管理し、申告するよう勧告している。
この提案は、新型コロナウイルスのワクチン接種率が世界最高レベルであるベトナム全土と同様に、同市でも流行が収束したことを受けて行われた。
同市政府によると、健康申告の停止は、乗客の旅行を容易にし、国内最大の国際空港であるタンソンニャット国際空港の混雑を緩和することを目的としている。
3月15日に発行された保健省の最新の規則によると、飛行機でベトナムに到着する人は、RT-PCR検査結果が陰性であることなどの要件のほか、入国前に「http://tokhaiyte.vn」またはアプリで健康申告を行う必要がある。
この規定に基づき、同市疾病管理センターは、タンソンニャット国際空港で到着者全員の陰性証明および健康申告の管理を行なっている。
しかし、高齢者や障害者を含む多くの乗客が健康申告を行わなかったり、誤った情報や不十分な情報を提供するため、税関や空港職員が対応に時間を要する状態となっている。
同市当局は、全国の多くの地方と同様に、同市でもパンデミックは抑えられており、健康申告は中止することが望ましいとしている。
保健省によると、同市における1日当たりの新規感染者数と死亡者数は最近急激に減少しており、1カ月前の1094人と1人に比べ、22日にはそれぞれ93人と0人となっている。
24日に発表された同省のデータによると、約9800万人のベトナム全体では、1056万3502人の感染が記録され、908万6075人が回復、4万3013人が死亡した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。