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国民の多数が拒否、新型コロナワクチン追加接種が普及せず:保健省
<写真:VN Express>
保健省は、多くの人々が新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受けたがらず、ワクチン接種のスピードが遅くなっていることを明らかにした。
同省が17日に各地域へ送った文書によると、ベトナム国民が新型コロナウイルスの脅威を軽視するようになったため、ワクチン接種のスピードが遅くなり、3回目のワクチン接種を受けるよう人々を説得することが非常に困難になっている。
同省は、5歳〜11歳の子どもたちが第2四半期に接種できるように、ペースを上げてワクチン接種を行うべきとしているが、現時点で5歳〜11歳の子どものわずか18%しか接種が完了していない。
また、ベトナム国民の59%しか3回目の追加接種を受けていない状態となっている。
ドー・スアン・トゥエン副保健相は先週、国民のワクチン接種が遅延している理由の1つとして、役人を含む国民が新型コロナウイルスの驚異を軽視しはじめ、ワクチン接種の重要性を十分に理解していないことを挙げた。
実際に、すでに2回のワクチン接種を行なったため、3回目の追加接種は受けたくないという人も多い。
ハノイ市に住むAさん(56)は、3月に新型コロナウイルスに感染する前に、すでにファイザー社のワクチン接種を2回受けており、感染によって十分な抗体ができているため、今年3回目のワクチン接種は必要ないと自己判断する。
ベトナム北部ナムディン省のPさん(40)は、アストラゼネカ社のワクチン接種を2回受けた後、4月に新型コロナウイルスに感染した。すでに国民の大半が感染し、集団免疫を得ているため、追加接種は必要ないと話す。
国立衛生疫学研究所によると、5月11日現在、全国で3990万人しか3回目の追加接種を受けておらず、まだ370万回分以上の新型コロナウイルスワクチンが各地域に残っている。
最近、ワクチンの供給依頼が減少してきている。特定の地方では数十万回分の接種しか申請されておらず、接種目標を達成するために必要な数よりはるかに少なくなっている。
同副保健相は、人々を新型コロナウイルスの脅威から守り、子どもたちを安全に学校に通わせるためには、ワクチン接種が不可欠であると警告する。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。