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ホーチミン市の飲食店が野良猫20匹以上を毒殺、市民の怒り高まる

2022年06月02日(木)14時32分 公開
ホーチミン市の飲食店が野良猫20匹以上を毒殺、市民の怒り高まる

〈写真:HP Animal Rescue Shelter〉

 

ホーチミン市1区にあるステーキレストランが、ドンコイ通り151番地のアパート周辺に住む野良猫20匹以上を毒殺し、同市市民の反発と不買運動を受けている。

 

ここ数日、ソーシャルメディアユーザーは、同アパートの2階にある同店の行為を「非人道的だ」としてボイコットを呼びかけている。

 

ソーシャルメディア上には、「#taychay」や「#boycott」といったハッシュタグを付けた投稿が続々と上げられている。

 

このアパートに住む女性は、「この1週間は嫌な臭いが漂っていた。多くの住民が毒殺された野良猫の遺体を絶えず発見していた」と振り返る。

 

毒殺された野良猫の数は20匹以上にのぼっている。

 

同アパートにはネズミが無数に住んでいたが、野良猫が住み着くようになってからはいなくなっていたため、住人のほとんどが野良猫たちを可愛がり、毎日餌をやっていた。

 

野良猫たちが大量に死んでいくのを見て、怒りが高まり、動揺する住人が多かったという。

 

地元メディアによると、5月28日、同店はFacebookページ上で野良猫の毒殺行為を認め、「疲労やストレスによってこの愚かな行為をした。この行為を擁護する言葉はなく、強く批判されても仕方ない。この過ちを償うため、同市内の動物保護センターの基金に寄付をし、他の野良猫がより良い生息地と生活環境を得られるようにする」と説明している。

 

レストラン側の主張によると、同店は同アパート内をきれいに保つために、野良猫に餌を与えていた女性に対して餌を与えるのをやめるか、階段の下ではなく別の場所で餌を与えるように何度も依頼していた。

 

その女性は餌を与えるだけで、野良猫の糞尿は片付けなかったため、従業員全員とフロアの管理者が糞尿の片付けを行わなければならない状態であった。

 

女性は、砂を購入し野良猫の糞尿を清掃するためのお金を寄付することを提案したこともあったが、実際には何の支援も行われなかった。

 

同アパートの管理委員会は、何度も会議を開き野良猫を移動させる方法を探したが、問題は未解決のままであった。

 

同レストランのオーナーは、「いくつかの消毒サービス業者に連絡したが、どこも引き受けなかった。そのため数ヶ月間に渡り、従業員と私が交代で野良猫の糞尿の掃除をしていた。動物保護団体に助けを求める方法もよく分からなかった」と話している。

 

このボイコットにより、同レストランの売上は低迷している。店は営業しているが、客は誰も訪れない状態だという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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