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過度の飲酒運転者には実刑判決を:専門家が提案
〈写真:VnExpress〉
交通通信大学の専門家は、血液100ml中のアルコール濃度が240mg以上のドライバーに実刑判決を下すことを提案した。
5月31日に開催されたベトナムの交通安全に関する会議でLe Thu Huyen氏は、「世界的にアルコール関連の交通事故は全体の11〜25%程度であるが、同国の場合は約36%を占めている」と指摘した。
ほとんどの国で飲酒運転は犯罪として扱われ、飲酒運転者は事故を起こさなくても刑事責任を問われることがある。
同氏は例として日本を挙げ、飲酒運転は最長5年の懲役刑となり、他人を負傷させたり死亡させたりする事故を起こした場合はより厳しい処罰が下される可能性があることを説明した。
また、イギリスでは飲酒運転は懲役6カ月となり、運転が1年間禁止される可能性がある。
同氏は飲酒運転に関する現行のベトナムの規制を変更し、飲酒運転者に対する免許試験の再実施、車内へのアルコール濃度監視機器の設置、実刑判決の罰則を設けるといった内容を提案した。
現在、アルコール濃度が血液で80mg/100ml、呼気で0.4mg/Lを超えたドライバーには、最高4000万ドン(約22万4190円)の罰金と最長24ヶ月の免許剥奪が科されている。
同氏はアルコール濃度が高い場合(240mg/100ml以上)には懲役刑とする厳しい処分を提案した。
国家交通安全委員会のTran Huu Minh事務局長によると、法律にはすでに「一定以上のアルコールを摂取するなどの危険な行為は刑事責任を問われる可能性がある」と書かれているが、詳細は何も規定されていない。
同氏は、現状ではビール40杯を飲む人とビール4杯を飲む人が同様に処罰される状態であり、早急に詳細の規定が追加されるべきだと指摘した。
交通警察の代表であるDao Hong Thuy氏も、交通行動を改善するために、飲酒運転などの危険な行為には懲役刑などの厳しい罰則を設けるべきだという意見に同意した。
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