アップル、ベトナムで初めてiPadを生産へ

2022年06月03日(金)13時34分 公開
アップル、ベトナムで初めてiPadを生産へ

〈写真:VnExpress〉

  

アップル(Apple)は、サプライチェーンを多様化し、主要製造国である中国への依存度を下げる取り組みの一環として、ベトナムでiPadを製造する予定である。

 

日経アジアが報じたところによると、上海とその周辺では新型コロナウイルス対策による厳しい締め付けが行われ、数カ月にわたってサプライチェーンの混乱が続いたため、同社はiPad生産の一部を中国からベトナムに移そうとしている。

 

iPadの主要な組立メーカーの1つである中国のBYDは、アップルがベトナムに生産ラインを建設するのを支援しており、まもなく同国でタブレットの少量生産を開始する可能性がある。

 

iPadは、AirPodsシリーズに続くベトナムで製造されるアップル製品の主要ラインとなる予定である。

 

この動きは、アップルのサプライチェーン多様化への継続的な取り組みだけでなく、同社にとってベトナムの重要性が増していることを浮き彫りにしている。

 

昨年、アップルは全世界で5800万台のiPadを出荷したが、その大半は中国製であった。

 

先月には、アップルが今年後半から「AirPods Pro 2」をベトナムで生産する可能性が報じられた。

 

サプライチェーンアナリストのMing-Chi Kuo氏によると、ベトナムへのAirPods Pro 2の生産シフトは、比較的複雑でないサプライチェーンとインフラや労働力などの生産環境が、中国以外のほとんどの国よりも良いことに起因していると考えられる。

 

 

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