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年間400ヘクタールの保護林が浸食により消失 メコンデルタ

2022年06月03日(金)13時37分 公開
年間400ヘクタールの保護林が浸食により消失 メコンデルタ

〈写真:VnExpress〉

 

メコンデルタ最南端のカマウ省では、海岸浸食により毎年最大400ヘクタールの保護林が侵食され、12万ヘクタールの農地が危機に晒されている。

 

同省農業農村開発局の報告書によると、同省の海岸254キロのうち189キロが深刻な浸食に見舞われており、西側の海岸線147キロは年平均20〜50メートル、東側の海岸線107キロは45〜50メートルが損なわれている。


過去10年間で、西海岸の52キロの堤防が補強・改良されたが、東側には堤防が建設されていない。

 

カマウ州人民委員会のレ・バン・スー副委員長によると、ドック川からCai Doi Vamまでの23キロの区間の堤防がひどく浸食されており、その修復には約7000億ドン(約39億1950万円)が必要となる。

 

しかし、同省には十分な資源がないため、政府に要請を行なっている。

 

カマウ省はベトナムの南端に位置し、5300平方キロメートルの面積を持ち、約120万人が居住する。海産物の生産と養殖で知られ、特にエビの生産で有名である。

 

同省では、2020年〜2025年にかけて年6.5〜7%の経済成長を目指し、1人当たりの所得を2019年の4200万ドン(約23万5200円)から2025年には7700万ドン(約43万1100円)に増やすことを目標としている。

 

 



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