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数億円のマンション購入が増加、ベトナム人富裕層たちのトレンドに
〈写真:VnExpress〉
ベトナム人富裕層は数百万ドルを投じて、主にセカンドハウスとして超高級マンションを購入している。
トゥードゥック市に一軒家と別荘を持つホアさんは、最近300億ドン(約1億7442万円)のマンションを購入した。
購入した部屋は高層マンションの27階に位置し、200平方メートルの部屋からはサイゴン川を一望できる。
イタリアから輸入した10億ドン(約581万円)の照明システム、数億ドン(1億ドン=約58万円)の絵画2点、2万ドル(約270万円)のスピーカーシステムなど、50億ドン(約2907万円)を超える費用と1年以上の時間を掛けて特注のインテリアで内装を仕上げた。
ホアさんは、「このアパートの美しい景色、便利な駐車場、リラックスできる雰囲気は、友人やゲストをもてなすのに理想的な場所である」といい、ブローカーが350億ドン(約2億349万円)で購入を希望したが拒否したという。
投資家のチュンさんは、南部にある300平方メートルの別荘の他に、セカンドハウスとして1区中心部のペントハウスを購入した。
200平方メートルのユニットには250億ドン(約1億4535万円)を掛け、さらに装飾やインテリアに80億ドン(約4651万円)を費やしたという。
チュンさんは、「設備、セキュリティ、眺望に優れているから、この部屋に330億ドン(約1億9186万円)を費やした。花火大会もここから見ることができる。タウンハウスやヴィラでは味わえない」と話す。
高級物件を専門とする建築・インテリアデザイン会社NeloDecorによると、最近は成功したビジネスパーソンに高級アパートメントが非常に人気となっている。
同社によると、ベトナム人富裕層はビジネス街のアパートを購入するために100〜200万ドル(約1億3502万〜2億7004万円)、内装やインテリアに数十万〜数百万ドルかけることも珍しくはないという。
コンサルタント会社のクッシュマン&ウェイクフィールドは、2022年、ビジネス街やトゥーティエム半島を中心としてホーチミン市の高級アパートの供給が増加すると予想している。
高級マンションの平均価格は、2021年の最終四半期に前年同期比23%増の1平方メートル当たり1億4360万ドン(約83万4900円)と急増した。超高級物件では、4億ドン(約232万5600円)まで上昇した。
不動産開発会社ビバランドのエディ・リムCEOによると、ベトナム人富裕層の数は世界平均を上回るスピードで増加している。
英国の不動産コンサルタント会社Knight Frankが発表したWealth Reportに含まれる推計によると、ベトナムには2026年までに、昨年の1234人に対し、1551人の超富裕層(UHNWI)が存在すると予想されている。
同社はまた、純資産が100万ドル(約1億3502万)以上である富裕層の数は、2026年には昨年から59%以上急増し、11万4807人になると予測している。
ベトナムの高級マンション市場は、急速な経済成長とシンガポール、香港、日本、中国よりも競争力のある価格設定により、外国人、特にアジアの富裕層にとっても有望であるという。
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