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ニャチャンとクイニョン、リゾートホテルの移転発表も実現性は不明確
<写真:tuoi tre>
ベトナム中南部のリゾート都市であるニャチャンとクイニョンの当局が、ビーチからいくつかのホテルを移転させる計画を発表した。
同地域の住民は「以前にも同様の計画を聞いたことがある」として計画の現実性に疑念を抱いている。
6月末日、カインホア省ニャチャン市の「Evason Ana Mandara Resort」が、別の場所に移転するために閉鎖したと報道された。
3期に渡って同省の省長を務めたグエン・バン・トー氏はこのニュースを聞いても懐疑的で、「毎回当局は最後通牒を出すが、結局はリゾート開発業者に契約更新を認め、同リゾートがいつまでも移転されずに残っている」と説明する。
1997年に建設された「Evason Ana Mandara Resort」(当初はAna Mandara)は、Tran Phu通りの東側に位置する海岸に2万8000平方メートルの面積を有している。
2011年にカインホア行政は、2016年末までにリゾートの営業を終了し、公共公園建設のために土地区画を地元当局に譲渡するよう要求した。
また、開発者のKhanh Hoa Investment and Trading Company社は、新しい建造物を建設するためにカムラン半島の29ヘクタール以上の土地借用が許可された。
同社はその後株式を売却し、2014年12月にSovico Holdings Groupと合弁会社を設立してSovico Khanh Hoa Companyを設立した。
「Ana Mandara」は「Evason Ana Mandara」に社名を変更し、省当局は土地の賃貸契約を2018年末まで延長した。
グエン・ドゥック・ヴィン氏とグエン・タン・トゥアン氏がカインホア省人民委員会の委員長であった時期に、Sovico Khanh Hoa Companyは様々な理由を挙げてリゾート運営の終了を延期するように3回の要請を行っていた。
同省人民委員会は6月24日の会議で、Sovico Khanh Hoa Companyは6月30日にEvason Ana Mandara Resortの運営を停止しなければならないと結論づけた。
同社のグエン・ヴァン・ホア総支配人によると、同社はこの指令に従い、7日から移転先であるアナ・マンダラ・カムランでゲストを迎え入れる予定である。
一方、ビンディン省当局は、クィニョン市の海岸にあるビンズオン、ハイアウ、ホアンイェンの3つの高層ホテルの移転に関する作業を迅速に進めていると発表した。
同省党委員会は、クィニョン・ビーチを改善し、公共公園を設置するための道を作るために、2019年にこれらのホテルを移転する計画を発表していた。
クィニョン市に住むグエン・ミンさんは、「自分も他の多くの住民もホテルの移転を心待ちにしているが、計画が発表されてから3年も経過している」と話す。
同省人民委員会は現時点で、ビンズオン・ホテルの所有者との補償手続きを終えている。ハイアウ・ホテルとホアンイェン・ホテルについては、リース契約が終了した時点で移転する予定とされている。
ハイアウ・ホテルの土地リース契約は、2021年に終了することになっていたが、過去2年間の新型コロナウイルスの流行により、省政府は、開発者が新しい場所を見つける時間を持てるように、2024年8月までの営業を許可した。
ホアンイェン・ホテルのリース契約は2052年5月まで切れることはない。
同省のホー・クオック・ズン党首は「クィニョン・ビーチのホテル移転は、ロードマップに従い、法律に沿って段階的に実施されなければならない。企業が効果的に営業を続けるために必要な条件を与えるべきで、それによって雇用が生まれ、省に多くの収入をもたらすことになる」としている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。