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夏休み目前、旅行需要の急増により航空運賃が高騰
〈写真:Tuoi Tre〉
夏休みの旅行需要の急増に伴い、航空運賃の高騰にもかかわらずベトナムの空港には多くの乗客が定期的に詰めかけている。
早朝便や深夜便を利用する場合でも格安の航空券を見つけるのはほぼ不可能な状況になっている。
ホーチミン市在住のイェンさんは中部ダナン市への往復航空券を2枚、670万ドン(約3万9000円)で購入した。購入したダナン行きの便は朝6時発であるため、早起きして空港に行かなければならない。
「旧正月並みの値段だ、信じられない」とため息を漏らす。
ベトナムのいくつかの航空会社のウェブサイトでは、7月と8月のベトナムの観光地への航空券の価格が急上昇している。
ホーチミン〜ハノイ間の航空券は現在1枚約230万〜400万ドン(約1万3385〜2万3280円)となっており、6月と比較して20〜30%上昇している。
ハノイ〜フーコック間は片道190万〜350万ドン(約1万1060〜2万370円)、ホーチミン〜ダナン間は最低130万ドン(約7570円)である。
南部空港局のグエン・ミン・トゥアン副局長によると、夏場の旅行需要が急増し1日平均で650〜800便、11万〜12万人の乗客が記録されている。
パンデミック後の回復の兆しではあるが、需要の急増は国内の主要空港の管理と運営に大きな圧力をかけている。
国内線を中心にフライト頻度や旅客数はテト休暇中とほぼ同様となっており、閑散としている国際線とは正反対に国内線ターミナルは常に過密状態である。
タンソンニャット国際空港のグエン・ナム・ティエン副所長によると、同空港はすでに過密状態であり、フライト回数と乗客の増加により状況がさらに悪化している。ピーク時には複数の便が遅延・欠航している。
地元報道機関の記者によると、同空港の国内線ターミナルはしばしば待合席がなくなり、チェックインと保安検査場は常に大混雑となっている。
ベトジェットを利用したクインさんによると、飛行機から降りるまでに30〜40分ほど待たされ、手荷物受取所も人でいっぱいであったという。
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