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世界一高価な日本のブドウ、ベトナムで安く販売 模造果実か
〈写真:VnExpress〉
かつてベトナムで1房1100万ドン(約6万4155円)で売られていた世界一高価なブドウ「ルビーロマン」が、今ではその10分の1以下の値段で売られており、真偽が疑われている。
ハノイ市やホーチミン市の多くの果物店では、日本の石川県特産のルビーロマン(400〜700グラム)が55万〜70万ドン(約3200〜4080円)で売られている。
ルビーロマンは非常に高価なため、以前はベトナムへの輸入量も非常に少なかったが、ここ1カ月以上、ベトナム市場にはルビーロマンとして売られたブドウがあふれている。
ハノイ市の果物屋によると、ルビーロマンを10箱輸入したところ、すぐに売り切れたという。また、ホーチミン市の果物卸売業者によると、6月中旬からルビーロマンを4バッチ(各バッチは約150房)輸入し、完売したという。
多くの販売業者が、「石川県産と表記されているが、実際は台湾で栽培されたルビーロマンが売られている」と断言している。
また、青果を扱う事業者らによると、ベトナムでルビーロマンとして販売されているブドウは、実際には台湾や中国本土から輸入された似たような外見のものである可能性がある。
ホーチミン市の輸入青果物チェーンによると、ベトナムでルビーロマンとして紹介されたブドウは、外観は本場のものと似ているが、甘さや大きさが異なっている。
かつて日本からルビーロマンを正式に輸入していたミアグループのグエン・ゴック・フエンCEOによると、ベトナムでは台湾からクイーンニーナのブドウを輸入してルビーロマンとして販売している店もある。
日本の石川県で栽培されるルビーロマンは2008年に初めて市場に登場し、2020年のオークションではルビーロマン1房が1万2000ドル(約163万7630円:1粒あたり約5万4590円)で落札された。
当時の報道によると、ルビーロマンは1粒20グラム以上、糖度は18%以上でなければならない。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。