ベトナムのビジネスクレジット、遅延率がアジア平均上回る
2022年07月25日（月）11時25分 公開
〈写真：VnExpress〉
ベトナムでは債権の半数が期日までに入金されず、さらに6%が不良債権として処理されている。
取引信用保険会社アトラディウスが200企業を対象に行なった調査によると、企業間取引の売上の平均58%が信用取引で行われており、この数字はロイヤルティと流動性不足を背景に増加傾向にある。
しかし、そのうちの48%は支払いが遅延しており、さらに6%は回収不能である。また、半数近くの売上債権回転率が悪化している。
顧客の債務不履行の主な原因は、流動性の問題と管理上の非効率性で、特に農業（70％）と食品産業（52％）で多いとの回答結果であった。また、25％が主に鉄鋼・金属業界の紛争が原因として債務不履行が発生していると回答した。
他には、主に繊維・衣料業界と化学業界で、様々な理由による意図的な支払い遅延が生じているとの回答が寄せられた。
地元報道機関の取材に対して、アトラディウスのベトナム担当ディレクター、ヴー・ティ・ドゥック・ハン氏は、「支払い遅延は珍しいことではなく、企業は自らを守るために適応する必要がある」と述べている。
同社のデータによると、ベトナムの支払遅延率はアジア平均より高いが、延滞や不良債権は少ないという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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