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グエンフエで「ハグミー」、LGBT女性が多くの人に受け入れられる
〈写真:VnExpress〉
ホーチミン市1区のグエンフエ通りで「私はトランスジェンダーです。ハグをするか水をかけるか選んでください」と書いた看板を掲げたトランスジェンダーの女性が、通行人から多くの抱擁を受け取った。
通行人が足を止めてユイさんを抱きしめる画像がTikTokやFacebookで何千もの「いいね!」やコメントを集めて拡散された。
ユイさんはトランスジェンダー美人コンテストでのコミュニケーションコンテストの一環としてこの社会実験を行った。
最初のうちは、人々が立ち止まり看板やユイさんを見ては立ち去り、誰も交流しようとはせず「とても緊張した」という。15〜20分が経過した頃、1人の女性が近づいて来てハグをしたことがきっかけとなり、多くの人々が同じようにハグをし始めた。
年配の男性や女性、小さな子ども、さらにはLGBTコミュニティの人たちなど、100人以上の見知らぬ人が代わる代わるにユイさんを抱きしめに訪れた。
ベトナム人だけではなく、外国人の人々も同様にユイさんを抱きしめ、励ましの言葉を送ったという。
ある男性は水の入ったボトル3本を要求した後に、「あなたに水をかける必要はない」と言って水を飲み干す光景も見受けられた。
中には嘲笑や奇異の目で見られることもあり、「あえて彼女に水をかけてみようか」と言う人や、「女の子にハグしてもらえるような看板を作ろう」と冗談を言う人もいた。
しかし、ユイさんが90分近く立っていた間に誰も水をかけることはなかった。
家電メーカーのマーケティング担当者であるユイさんは、友人たちの協力を得てこの活動を行った。
この活動がソーシャルメディアで拡散され、オンラインとオフラインの両方で予想以上の好意的なフィードバックが寄せられ、ユイさんは驚きを隠せなかったという。
ユイさんは、「私の社会実験に関する動画が、困っている人たちが前向きに人生を考えるきっかけになるとともに、LGBTの認知を広める一助になれば嬉しい」と語った。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。