コブラに噛まれた男性、市販薬で治療を試みるも命を落とす

2022年08月18日(木)10時11分 公開
コブラに噛まれた男性、市販薬で治療を試みるも命を落とす

<写真:Tuoi Tre News>

 

ベトナム南部ビンフォック省で15日、毒蛇に咬まれた男性が専門家の治療を受けずに亡くなる事故が発生した。

 

16日、同省警察はドンソアイ(Dong Xoai)市在住の地元男性D.H.D.さん(64)がタイドクフキコブラに噛まれて死亡した事件を調査していることを発表した。

 

先週13日、Dさんは自宅前で1キロサイズのヘビを発見し、素手での捕獲を試みた。ヘビに右手を噛まれてしまったが、捕獲に成功してヘビをプラスチック容器に詰め込んだ。

 

Dさんは毒ヘビではないと判断して、病院には行かずに自身で応急処置を行った。

 

翌日、Dさんの話を聞いた隣人のB.V.Tさん(38)がヘビの確認を行うと、捕獲したヘビ
は無毒ではなく強い毒を持つタイドクフキコブラであることが判明した。

 

Dさんの蛇咬傷を確認すると、傷口周辺が大きく腫れ上がっていた。Tさんは急いで別の地元住民の家にDさんを連れて行き、家庭薬での治療を行った。

 

15日、Dさんはコブラに噛まれたことが原因で死亡した。

 

医師によると、タイドクフキコブラは学名をNaja siamensisといい、有鱗目コブラ科に属しており、体長は0.2〜1.5メートル、体重は100〜3000グラムで毒液を吐くことができる。

 

タイドクフキコブラはベトナム南部や中南部、中央高地の各省に多く、シロアリ塚や巣穴などの乾燥した高地や薪小屋の下、鶏小屋や豚小屋の下、家の周りの穴など農村の家屋周辺に生息する。

 

 

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