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ベトナム国境警備隊、カンボジアに人身売買された少女を救出
<写真:tuoitrenews>
ベトナム中部高地コントゥム省の国境警備隊はカンボジア当局と協力して、今年4月に人身売買詐欺で強制労働者としてカンボジアに売られていた少女を救出した。
ベトナム通信社は21日、4ヶ月前にカンボジアへの人身売買被害に遭っていたY.L.さん(16)が国境警備隊に救出されたことを報道した。
地元の国境警備隊によると、Lさんは強制労働者として5つの企業に拘束され、次々と転売された後に救出されたという。
地方当局はLさんをゴックホイ郡にいる家族の元に送還するとともに、「高収入で簡単な仕事がある」とLさんを騙し、カンボジアに強制労働者として売った男の捜索を開始した。
Lさんによると、彼女がビンズオン省の靴会社で働いていた頃にフェイスブックを通じて「Le Ngoc Nhat」というアカウント名の男性と知り合いになった。
4月18日、その男はLさんと男女5人をロンアン省に連れて行き、国境の小道を通ってカンボジアに不法入国した。
カンボジアに到着すると男はLさんを現地企業に1800ドル(約24万7120円)で売却し、Lさんとの連絡を絶ち音信不通となった。
Lさんと男女5人はそれぞれ別の場所で就業することになったため、それ以来連絡が取れなくなったという。
就業先の過度な労働に耐えられなかったLさんが会社に対して帰国の許可を求めたところ、3500ドル(約48万円)を支払うか、彼女の代わりに3〜5人のベトナム人を連れて来ることを強要された。
どちらの条件も満たすことができなかったLさんは別の会社に転売された。
Lさんの転売はベトナム南西部タイニン省のモクバイ国境から約470キロ離れたプレアシアヌーク州にある5社目の会社に勤務するまで続けられた。
7月17日、Lさんは家族に何とか連絡を取って自分の状況を知らせた。
Lさんの家族から人身売買詐欺に関する報告を受けたコントゥム省の国境警備隊は、タイニン省の受け入れ担当機関やカンボジアの管轄機関と連携して、Lさんを救出する計画を立てた。
現地の国境警備隊員によると、コントゥム省で人身売買事件の処理に成功したのはこれが初めてのことである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。