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ホーチミン市で新型コロナ感染患者が増加、保健局が警戒を呼びかける
<写真:VnExpress>
ホーチミン市保健局の担当者は、同市内で新型コロナウイルス感染患者と重症例が再び増加していることを受け、新たな流行波が来ることを警告している。
公式発表によると、先週は1日平均164人が新規に新型コロナウイルスに感染しており、先々週の1日平均127人から増加傾向にある。
同市保健局のグエン・バン・ビン・チャウ副局長は28日、同日までの1週間で1100人以上の新規感染者を記録し、前週に対して258人増加したことを明らかにした。
多くの人が医療機関に行かずに自宅で検査や治療を行っており、公式データベースに正確な感染者数が追加されていないため、実際の感染者数はもっと多い可能性がある。
日常的な感染の増加とともに病院に収容される重症患者の数も増加しており、7月には1日あたり平均約30例だったのに対して8月は現時点で64例となっている。
現在、同市には合計250人以上の重症患者がおり、その約8割が人工呼吸器に頼らざるを得ない状態である。また、そのほとんどは高齢者や慢性疾患を持つ人や2回のワクチン接種を受けていない人といったハイリスクグループに属している。
過去数週間はオミクロン亜種BA.5が同市内での優勢株となっており、チャウ副局長は「BA.5は他の亜種より早く広がることが確認されている。ホーチミン市内で新型が発生する可能性もある」として警戒を呼びかけた。
ホーチミン市では今後さらに深刻な事例が記録された場合には野戦病院を再稼働させることも計画されている。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス長官は27日、今年に入ってから新型コロナウイルスによる死者が100万人に達したことを受け「悲劇的な節目に達した」と述べている。
また、世界人口70%へのワクチン接種に向けた努力の一環として、すべての医療従事者や高齢者、その他の最もリスクの高い人々へのワクチン接種を強化するように全政府に対して再度呼びかけを行った。
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