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ベトナム北部のガソリンスタンド、供給不足で販売停止に
〈写真:VnExpress〉
ハノイ市とベトナム北部タイグエン省、ビンフック省の多くのガソリンスタンドで供給不足による在庫切れが発生しており、販売が停止される状況となっている。
ベトナム市場監視局は3日時点でガソリンスタンド21箇所で在庫切れが記録されていることを明らかにした。
在庫切れを起こしているガソリンスタンド代表者の報告によると、燃料販売企業が供給を停止しているか少量しか供給しておらず、ハノイ市内ではディーゼル以外の在庫が無くなったガソリンスタンドも発生している。
ビンフック省ではE5 RON 92とディーゼルの在庫はあるがRON 95-IIIの在庫が不足したガソリンスタンドが確認されている。また、タイグエン省でも多くのガソリンスタンドでRON 95-IIIが不足した状態となっている。
タイグエン省市場監視局のチュウ・クオック・カイン副局長によると、同局は多くの事業者から在庫不足を理由に、建国記念日の連休中にRON 95-IIIの一時的な販売中止を求める報告を受けていた。
1週間前にはベトナム南部地域で同様の状況が報告されている。
また、小売ガソリンスタンドだけではなく、国内小売市場シェアの約49%を占めるベトナム国営石油グループ(ペトロリメックス)も困難に直面している。同社によると、ガソリン消費量の急激な増加が発生しており、直営小売チャネルを中心として資源活用が困難になっている。
ペトロリメックスは1日平均で約1万7000立方メートルのガソリンを小売販売していたが、最近では1日あたりの販売量が2万1000立方メートル以上に増え、連休前日の8月31日には2万7000立方メートルとピークを迎えた。
商工省は副大臣3人を中心とするチーム3つを立ち上げ、都市や省をまたいで石油の供給状況の点検を行っている。E5 RON 92やRON 95-IIIの供給を含めてガソリン不足の原因を明らかにするための調整が行われている。
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