ベトナム、インフレ抑制のために燃料税引き下げを提案

2022年09月26日(月)13時49分 公開
ベトナム、インフレ抑制のために燃料税引き下げを提案

<写真:VN Express>

 

ベトナム財務省はガソリンの特別消費税を半減し、ガソリンと石油の付加価値税(VAT)を20%もしくは50%削減することを望んでいる。

 

この案は国会常任委員会に提出され、議会による審議と可決を経た後に6ヶ月間の削減が行われる見込みである。

 

第1案ではE5とE10のバイオ燃料を含むガソリンの特別消費税を50%削減し、ガソリンやジェット燃料、ディーゼル、灯油、マズット、潤滑油、グリースの付加価値税を20%削減する。

 

第2案では特別消費税の半減と付加価値税の50%削減を行い、減収額は12兆1900億ドン(約740億円)と見積もられている。

 

これらの削減案が実施された場合、6ヶ月間で国庫は7兆4300億ドン(約451億円)の損失を被る見込みである。

 

同省によると、世界の石油価格は今後も不安定となることが予想されており、多くの国が高いインフレへの対処と景気後退への懸念をしている。

 

ベトナムではインフレを抑制して経済を活性化させるため、ガソリンや石油への減税を適時に行うことが必要であるという。

 

 

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