2021年に急騰して2022年に暴落したベトナム株

2022年10月20日(木)09時43分 公開
2021年に急騰して2022年に暴落したベトナム株

<写真:Unsplash>

 

地元報道紙VnExpressの読者が投票した「2021年に投資家を最も儲けさせた株」の上場株10銘柄のうち9銘柄が、2022年に入ってVN-Indexを上回る損失を出している。

 

19日時点でVN-Indexは今年に入ってから29%下落しており、10銘柄の中で異例であったのは26%下落したホアン・アイン・ザライ(HAG)である。

 

ベトナムの株式市場は第1四半期に急上昇した後、一部の上場企業トップの起訴やトゥーティエムの土地競売中止、金利の上昇といった要因を受けて下落傾向にある。

 

DIC不動産(DIG)は2021年最後の4ヶ月で3万ドン(約183.79円)から11万ドン(約673.89円)へと急上昇して高利益率銘柄のトップに立ったが、19日の終値は2万6200ドン(約160.51円)であった。

 

DIGの他に最も収益性の高い不動産銘柄としてFLCファロス建設(ROS)とCEOグループ(CEO)、FLCグループ(FLC)、LDG投資(LDG)、タンタオ不動産(ITA)の5銘柄が選ばれていたが、今年は全銘柄が少なくとも70%の損失を出している。

 

FLCのチン・バン・クエット元会長が逮捕された後にFLCとROSの株価は急落し、最終的に前者は上場停止、後者は上場廃止となり流動性が失われた。

 

上位10位までの大型株であるホアファットグループ(HPG)とSSI証券(SSI)も下落に転じた。また、2021年に大きく上昇した他の多くの銘柄も急落している。

 

ルイスホールディングスのドー・タイン・ニャン元会長の関連銘柄であるルイスキャピタル(TGG)は、2021年に経営陣による価格操作で1170ドン(約7.17円)から7万5000ドン(約459.47円)まで上昇して話題となった。

 

ニャン元会長が逮捕された後に株価は急落し、現在は3500ドン(約21.44円)前後で取引されている。

 

 

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