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ホリデーシーズンの航空運賃、新型コロナ前の水準から急騰

2022年10月25日(火)11時27分 公開
ホリデーシーズンの航空運賃、新型コロナ前の水準から急騰

<写真:VnExpress>

 

航空各社が全便を運航再開していない影響を受け、クリスマスやテト(旧正月)の連休の国際線航空運賃が新型コロナウイルス流行前の水準から30〜70%急騰している。

 

ホーチミン市在住のワインさんによると、同市から関西への12月と来年1月のテト期間中の格安航空券価格は2019年から70%上昇して900万ドン(約5万4000円)、他の航空会社では最大1500万ドン(約8万9800円)になっており、例年のようにアジア各地への手頃な航空券を見つけることは不可能な状態である。

 

同市1区で観光業に従事するキムさんは12月の台湾やフィリピン、ミャンマー行きの航空券はパンデミック前と比較して20〜30%急騰していると指摘する。

 

シンガポールやタイ、韓国といった他のアジアへの航空券についても、2年前と比較して30〜70%急騰している。

 

ベトナムの航空各社によると、パンデミック前の50〜70%のフライトしか再開できておらず、コストをカバーするために値上げが必要な状況となっている。

 

パシフィック航空とベトナム航空サービス会社(VASCO)を含むベトナム航空グループは、安定しない需要と一部の国での新型コロナウイルス感染防止策の継続を受け、2019年と比較して60〜70%のフライトしか再開できていない。

 

メディア関係者は地政学的緊張やビザ政策も増便計画に影響していると指摘する。

 

同様の値上げが他国でも見られており、オンライン旅行代理店であるトラベロカ(Travelola)によると、シンガポール発フィリピン行きは2019年から78%、タイ行きは47%、インドネシア行きは43%上昇している。

 

また、予約プラットフォームのエクスペディア(Expedia)によると、マレーシア行きの航空券の平均価格は2019年から50%、バンコク行きは25%の上昇となっている。

 

一部の航空会社は燃料費の変動や新型コロナウイルスの影響から回復するための収益確保の影響により、今後も価格の上昇が続くと予測している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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