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ティエンロングループ、新たに工場・物流センターの運営を開始
<写真:VnExpress>
ティエンロングループ(Thien Long Group)は、ドンナイ省のティエンロン・ロンタイン(Thien Long Long Thanh)新工場とホーチミン市ビンチャイン郡の物流センターを完成させた。
ベトナムの大手文房具製造会社であるティエンロングループは13日、同省でB2と呼ばれるティエンロン・ロンタイン新工場の稼働を開始した。
この新工場はティエンロン・ロンタイン工場群の一部であり、同グループ傘下のティエンロン・ロンタイン社が運営を行う。
B2工場プロジェクトは2022年3月に着工した。
今年12月に全面稼働する予定であり、5階建ての工場は敷地面積が1万㎡、床荷重が1㎡あたり1000kg以上で、総投資総額は約2300億ドン(約13億177万円)だという。
B2工場の完成後にティエンロン・ロンタイン工場群の総面積は2万8450㎡となり、ホーチミン市のタンタオ工業団地にある1万5750㎡のナムティエンロン(Nam Thien Long)工場と合わせて、同社グループの生産能力を高めて市場の需要に応え、成長に貢献することが期待されている。
また、この新工場は同社製品の多様化にも貢献し、文具やのり、画材、STEAM*製品やDIY製品といった製品を年間約7億3900万個生産し、国内外の市場に供給することが可能となる。
*STEAM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念
B2工場では省エネ技術を採用し、ISO 9001-2018、国際玩具産業協議会(ICTC)の企業の社会的責任(CSR)システム、SA8000、コストの最適化に役立つSAP HANA/S4などの統合マネジメントシステムが適用されている。
また、10月中旬に同グループはホーチミン市ビンチャイン郡にあるレミンスアン3(Le Minh Xuan 3)工業団地で物流センターの運営を開始した。
この物流センターは倉庫の役割だけではなく、物流業者や顧客に対して製品の流通やその他のサービスを迅速に提供する。
同センターでは1シフトあたりEコマース注文1000件に対して商品1万4000トンを保管することが可能となっており、倉庫管理(WHM)とSAPアプリケーションによって管理能力の最適化とオペレーションコストの削減を実現している。
また、グループの物流システムの力を高めて物流チェーンを最適化し、商品をより早く顧客へ届けるための重要な場所となる。
同社グループは、製品の価格を下げて生産能力を向上させるため、機械と金型を自社で作成することに重点を置いており、2021年には自動化率が78%に達した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。