またもや海底ケーブルの障害、国内のネット速度低下

2022年12月27日(火)11時30分 公開
またもや海底ケーブルの障害、国内のネット速度低下

<写真:VnExpress>

 

光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」に問題が発生し、他の海底ケーブル2つの修理がまだ完了していないこともあり、ベトナムでは今後数日間のインターネット接続に影響が生じる見込みである。

 

APGはベトナムとアジア諸国を結ぶ光海底ケーブルで、26日未明に香港の陸揚げ地付近のS6ケーブル区間で技術的な問題が発生した。

 

26日夜時点でベトナムのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)への具体的な原因や修理計画についての報告はされていない。

 

以前から問題が生じている「アジア・アフリカ・ヨーロッパ1(AAE-1)」と「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の修理も未完了の状態である。

 

AAE-1は11月末にS1H支線で発生した短絡障害によって全接続が失われ、AAGケーブルは6月から一部区間で故障が発生している。

 

短絡障害は海底ケーブルではよくあることで、通常は錨、漁船、強い海流、あるいは海底生物によって引き起こされる。

 

AAE-1は2017年7月から運用を開始しており、ベトナムと欧州や中東との接続をサポートするとともに、香港やシンガポールとのデータ接続を担っている。

 

AGPは総延長約1万400kmで中国や香港、台湾、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムを接続している。

 

ベトナムインターネット協会(VIA)の代表者によると、過去にも海底ケーブルのトラブルが頻発しており、国内通信事業者は同様の状況対処に慣れているため、影響の程度は局所的なものであるという。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板