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スターバックス・ベトナム、100店舗目をオープン予定
<写真:VnExpress>
スターバックスはベトナムに進出してから10年となる2023年第2四半期に100店舗目をオープンし、さらに拡大を続ける予定である。
同社は7つの都市・省で87店舗を展開しており、800人以上のスタッフと200人のコーヒーマスターを擁している。また、全店舗のうち50店舗がホーチミン市にある。
同社はベトナムのコーヒーチェーン市場に残る数少ない外資系企業であるが、ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)の592店舗やザ・コーヒーハウス(The Coffee House)の154店舗などと比較すると現状では控えめな店舗数となっている。
同社ベトナムのゼネラルマネージャーであるPatricia Marques氏は3日、ビンズオン省やクイニョン省といった地方に新しい機会があるとの考えを明らかにした。
英国のAllegra World Coffee Portalによると、ベトナムには2025年に5200店舗のコーヒーチェーン店ができると予想されており、拡大を目指すチェーン店にとっては競争の激化が予想される。
市場争奪競争の中で既に一部チェーンは規模を縮小しており、先月にフィンデリ(PhinDeli)は一等地のいくつかの店舗を閉鎖し、食品会社のKIDOは飲料チェーンChukを運営するTTVから分離した。
一方で、ハイランズコーヒーとフックロン(Phuc Long)は新店舗のオープンを続けている。
ザ・コーヒーハウスは今年Signatureの店舗を再開する予定であり、パッシオコーヒー(Passio Coffee)は15年にわたって持ち帰り商品を販売していたが、現在はより多くの場所に出店し、出張サービスも行っている。
市場にはカティナット(Katinat)、フェラ(Phe La)、チーズコーヒー(Cheese Coffee)といった新しいプレーヤーも参入している。
Marques氏によると、タイでは不動産開発業者がモール建設の着手前に大手ブランドとの提携を求めることが多いが、ベトナムではそうしたことも少ないため、各チェーンは適切な立地を見つけることも課題である。
スターバックスは2022年会計年度に11%増の323億ドル(約4268億円)という過去最高の世界売上高を記録しており、2023年も10~12%の成長を視野に入れている。
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