ベトナム人投資家動向、2023年は金がトップ投資対象
2023年01月09日(月)14時27分 公開
<写真:VnExpress>
世界の主要市場でインフレが急増する懸念がある中、ベトナム人投資家は2023年に利益を上げることを期待し、金や株式、債券、デジタル通貨への投資を計画している。
金融機関スタンダードチャータードのレポート「The Wealth Expectancy 2022」によると、調査対象の57%が2023年1番の投資対象に金を検討していることが明らかになった。
また、ベトナム人投資家の約50%が株式、44%が債券への投資も行うと回答した。
2022年には大半の暗号通貨が急落したが、回答者の73%はデジタル資産がどのポートフォリオにおいても重要であるとしており、デジタル資産の保有比率は世界平均が66%であるのに対し、ベトナムは80%超とトップクラスにある。
同レポートでは調査対象者の80%が、ベトナムを含む市場が不利な状況の中で投資戦略を変更し、積極的に資産運用を行っていることが明らかになっている。
回答者の36%が予想する「2023年に直面する投資課題のトップ」はインフレであり、続いて21%が景気後退のリスク、18%が世界経済の変化と回答した。
2022年には回答者の26%が投資ポートフォリオに関して新たな決断を下し、25%が支出を削減している。
スタンダードチャータード銀行のベトナムおよびアジア市場向けコンシューマー・プライベート・ビジネスバンキングの責任者であるHarmander Mahal氏によると、インフレ上昇に伴う社債や資本市場の最近の動向が、より多くの個人投資家にプロの資産運用会社を選ぶように促しているという。
また、ベトナム人投資家は2023年に投資ポートフォリオの株式比率を10.9%から7.5%に引き下げるとされている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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