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多くの短期不動産投資家、2022年は損失を被る
<写真:VnExpress>
2022年には多くの人が融資を受け、不動産投資による利益を期待したが、信用収縮によって金利が上昇し、流動性が打撃を受けたために大きな損失を計上した。
アドバイザリー会社GIBCのシニアコンサルタントであるフイン・フック・ギア氏は、2022年は融資に依存する不動産投資家にとって衝撃的な年であったと指摘する。
2021年末に南部ビンズオン省で25億ドン(約1390万円)でアパートを購入したヌーさんは、数カ月以内に転売して数億ドン(1億ドン=約56万円)の利益を得ようと考えていたが、2022年末に銀行の金利が上昇したため、3億ドン(約167万円)以上の損失を受け入れて売却せざるを得なくなった。
ヌーさんはブローカーから「2016年から2021年にかけてアパート価格が上がり続けている」と聞いていたため、6~8ヶ月で数億ドンの利益が出ることを期待して購入したという。
ベトナムでは金利が9%から13%以上に上昇し、買い手はなく、毎月ローンと利息を支払わなければならないため、損失を受け入れてでも売却を選択しなければ、損失が更に拡大する可能性が高い状況となっている。
売却に失敗した投資家の中には、月収の大半を金利の支払いに充てなければならない者もおり、ある投資家は「毎月の利払いプレッシャーが、大きな利益を期待した投資を時限爆弾に変えてしまった」と嘆く。
2022年後半の南部アパート市場では、多くの投資家が同様の状況に陥った。
不動産市場は直近の8カ月間、特に第3四半期と第4四半期は閑散としており、金融レバレッジを利用する投資家は流動性の低下や金利上昇、与信管理に対して最も脆弱である。
投資コンサルタント会社Mogin Holdingsのルオン・ディン・トゥイ・ヴァン代表によると、6〜12ヶ月の短期間で一攫千金を夢見た投資家の多くが、2022年に損失を出している。
同代表は「2023年の不動産市場も資金繰りに苦しむ投資家にとって好ましいものではないであろう」として警告を発する。
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