ホーチミン市の不動産価格が下落、投資家は損切りを模索

2022年12月12日(月)11時08分 公開
ホーチミン市の不動産価格が下落、投資家は損切りを模索

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市のアパート投資家と投機家の多くが以前は3億ドン(約174万円)までの損失を受け入れていたが、不動産市場の困難を受け、現在は5~6億ドン(約290万〜348万円)の損失を受け入れてでも売却を希望する傾向があるという。

 

ホーチミン市在住の投資家ルーさんは、過去1年に渡って30億ドン(約1740万円)のアパートの売却に失敗しており、第3四半期には3億ドン(約174万円)であった割引額を2倍の6億ドン(約348万円)に変更した。

 

ルーさんによると、最近借りた銀行ローンの金利が9%から13%以上に上がったことも、損失を受け入れてでも売却を希望する要因の1つとなっている。

 

トゥードゥック市のタウンハウス用地の価格は2022年半ばから約27%下落し、1㎡あたり1億8500万ドン(約107万3380円)であった価格は、12月上旬に1億3500万ドン(約78万3280)となった。

 

7区やビンチャイン郡、ニャーベー郡、カンゾー郡などでもアパートや土地の価格が急落している。

 

買い手の9割が2023年には市場がより困難に直面することを想定しており、資金繰りに苦しむ売り手に更なる値下げを迫るため、取引が成立するまでに多くの時間が掛かる状態となっている。

 

アジアジェム不動産投資社のグエン・ロック・ハイン代表によると、流通市場では流動性が低く、投資家の多くはレバレッジを使用し、第2四半期や第3四半期よりもはるかに大きな値引きを提示している。

 

借り手は新規融資を受けることが難しく、金利の上昇に直面しており、今年末までに債務の返済期限が到来することになるという。

 

同代表は2023年初めに土地と住宅の価格が更に下落し、2021年比で30〜40%下がる可能性があると予測している。

 

 

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