日系企業で労働者600人がストライキ、テト賞与の改善を求める

2023年01月16日(月)10時11分 公開
日系企業で労働者600人がストライキ、テト賞与の改善を求める

<写真:VnExpress>

 

地元メディアの報道によると、ホーチミン市にある日系企業トウヨウプレシジョン社がテト(旧正月)賞与を10万ドン(約545円)しか支給しないことを発表し、就業する労働者600人以上が抗議のためにストライキを起こした。

 

ベトナムでは賞与がテト前に支給され、出稼ぎ労働者が休暇中に帰省するための費用に充てられることが通例である。

 

同社でのストライキは勤続12ヶ月未満の労働者には10万ドン(約545円)しか支給しないと発表したことに起因している。

 

勤続が1年以上の労働者には月収110%の賞与が支給される。また、2023年の賃上げ率は2.25%となっている。

 

ベトナムの企業では年功序列によるテト賞与が支給されることが多く、勤続年数が長い者は勤続年数が短い者よりも高い賞与を受け取ることができる。

 

しかし、同社では勤続年数の長い労働者でさえ、低額の賞与と低い賃上げ率に抗議するとしてストライキに参加している。

 

勤続年数11年のある労働者によると、2022年にベトナム政府が最低賃金を約6%引き上げたが、同労働者の昇給率は1%で5万ドン(約272円)の昇給で、基本給は566万ドン(約3万830円)に過ぎない。

 

近隣の日系企業は少なくとも6%の昇給率であり、同社の女性労働者は野菜の価格が50%、家賃は10%上昇しているため、2.25%の昇給では生活費の上昇を補うこともできないとして不満を漏らす。

 

同社労働組合のファム・マイン・クアン組合長によると、最善の解決策を打ち出すために取締役会との交渉が進められているが、同社幹部は賞与や昇給の額面に関して、日本円急落やインフレ上昇が財務に大きな影響を与えことが原因であるとしているという。

 

ストライキによって同社は勤続12カ月未満の労働者へも10万ドン(約545円)以上の賞与を支給することに合意したが、具体的にいくらなのか詳細は明らかにされていない。

 

労働者は自分たちの要望が満たされるまでは仕事に戻ることを拒否しており、勤続1年以上の労働者への月給140%の賞与支給と5%の昇給を要望している。

 

ホーチミン市の労働・傷病兵・社会問題局の発表によると、同市の2023年テト賞与平均は2022年に比べて45%増の1300万ドン(約7万810円)近くと推定される。

 

 

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