おすすめのプロモーション
空港職員代表による入札不正、タクシー会社から約4000万円の収賄
<写真:VnExpress>
トゥアティエン=フエ省の裁判所はフバイ国際空港の元代表者に対し、タクシー会社から62億ドン(約3393万円)の賄賂を受け取り、入札価格よりも低価格で同空港での営業を許可したとして懲役15年6ヶ月の有罪判決を下した。
同裁判所の判決によると、元代表であるドー・チ・タイン被告(61)の他には、元職員長兼経理担当のチャン・スアン・ロン被告(45)が懲役15年6ヶ月、元副代表のレ・バン・ロック被告(56)は懲役9年、保安部長のレ・クオック・クオン被告(44)は懲役2年6ヶ月、元副代表のフン・トゥアン・ズオン被告(45)は3年の保護観察処分の有罪判決を受けた。
また、Taxi Vang社のグエン・バン・ヒエン被告(58)とThanh Cong Hue社のグエン・ティエン・デュオン(35)が贈賄により7年の懲役刑となっている。
フバイ国際空港はベトナム空港公社(ACV)によって空港内でサービスを提供するタクシー会社3社の入札決定権を与えられており、選定された業者は12ヶ所の駐車場と1ヶ所の送迎スポットでのサービス提供が可能となる。
Taxi Vang社は1ヶ月あたり5億500万ドン(約301万円)、Thanh Cong Hue社は1ヶ月あたり1億8000万ドン(約99万円)で入札し、落札価格は両社入札額の間を取り1ヶ月あたり3億4250万ドン(約187万円)で決着した。
その後、元副代表であるズオン被告は、空港当局に月額使用料の減額を打診し、Taxi Vang社は2億8550万ドン(約156万円)、Thanh Cong Hue社は2億ドン(約109万円)に減額することに合意している。
しかし、実際に2社と締結した金額は1億2000万ドン(約65万円)であり、元職員長兼経理担当のロン被告はタクシー各社のヒエン被告とデュオン被告に差額を自分と元代表のタイン被告へ毎月支払うように命じていた。
2017年10月〜2020年12月の間に計62億ドン(約3393万円)を受け取っていたことが明らかになっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。