ホーチミン市の工業団地、債権回収のために消防車で工場を封鎖

2023年02月03日(金)17時06分 公開
ホーチミン市の工業団地、債権回収のために消防車で工場を封鎖

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市ビンタン区にあるタンタオ工業団地で、管理会社が債権回収のために工場への入り口を封鎖する出来事が発生している。

 

管理会社ITACOは約1ヶ月前、同工業団地に入居するベトシン社前の入口にバリケードを設置し、消防車4台を停車させ、ベトシン社への出入りを防ぐために警備員を配置した。

 

ベトシン社のグエン・ティ・タイン・トゥイ代表によると、この工場封鎖によって労働者80人が退職せざるを得ない状況となり、生産も停止した状態が続いている。

 

また、ベトシン社は2007年にITACO社へ50億ドン(約2742万9410円)を支払い、約3000㎡の土地を50年間使用する契約を締結したが、未だに土地使用権証明書が手渡されていない。

 

2011年にはメンテナンス料の支払いトラブルでITACO社が元金の150%の違約金を請求し、両社間で紛争が発生した。

 

ITACO社はベトシン社に対し、2022年末までに5億1300万ドン(約281万4260円)のメンテナンス料と5億2600万ドン(約288万5570円)の延滞利息を支払うように命じたが、ベトシン社は利息計算が適切ではないとして支払いを拒否している。

 

同代表は「ITACO社が主張する債権額を支払うことはできるが、合理的な内容ではないため、応じることはない」として、10年以上にわたりメンテナンス料を支払っていない。

 

この問題に関して、同市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)は1月5日、両社の仲裁に入り、ベトシン社が延滞利息を含まないメンテナンス料を支払うことを提案したが、両社の意見が一致せず、合意には至らなかった。

 

HEPZAは現在、法律に従った法的手段による解決を提案している。

 

 

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