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ベトナムの果物販売、1ヶ月前と比較して最大50%の値下がり
<写真:VnExpress>
ベトナムではオレンジやココナッツ、リンゴといった果物の価格が1カ月前と比較して半値になり、農場からの卸値が1kgあたり1000〜7000ドン(約6〜40円)、業者が路上で販売する価格も通常時より30〜50%安価な状態となっている。
消費者への販売価格はオレンジが1kgあたり7000~2万ドン(約40〜113円)、ココナッツは1個5000~8000ドン(約28〜45円)、ザボンは1kgあたり8000~15000ドン(約45〜85円)、リンゴは1kgあたり1万~1万5000ドン(約56〜85円)である。
ビンロン省のオレンジ農家によると、今回の値下がりによって約1億ドン(約56万6250円)の損失が出ており、借地で農業を営む農家の場合、更に大きな損失が出ているという。
ドンナイ省のリンゴ農家やベンチェ省のココナッツ農家も同様に大きな損失を報告している。
ベンチェ省農業局のフイン・クアン・ドゥック副局長によると、パンデミック後にインドやインドネシア、フィリピンといった国がココナッツの在庫を放出し、販売価格が急落した。
オレンジについては、多くの農家がテト商戦のために豊富な在庫を抱えていたが、ベトナム北部と中部で長引く寒波の影響によって1ヶ月前から需要が急減し、販売価格が急落している。
また、過去2年間にわたって好調であったオレンジ販売の状況を受け、ビンロン省が栽培面積を1万2000haから1万7000haまで拡大したことも値下がりの一因である。
農業農村開発省は地方に対し、農家とスーパーマーケット、青果店、オンラインマーケットの繋がりを強化し、低価格でも完熟したオレンジが完売できるように要請した。
ホーチミン市のいくつかのスーパーマーケットチェーンでは、1kgあたり1万〜1万4000ドン(約56〜80円)でオレンジの買い入れが行われている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。