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ブンタウの象徴「ドッグレース」、23年の歴史に幕を閉じる
<写真:VnExpress>
バリア=ブンタウ省にあるベトナムで唯一ドッグレースを行うラムソンスタジアム(Sân vận động Lam Sơn)が、現在のライセンスが10日に切れることを理由に、閉鎖されることになった。
6日に同スタジアムを所有するスポーツ・アンド・エンターテインメント・サービス社が閉鎖の決定を発表し、多くの常連客にとって悪いニュースとなったが、ドッグレースファンにとっては良いニュースも同時に発表された。
同社はラムドン省へ新しいレース場の建設を加速させ、完成までは競技犬400頭をバリア=ブンタウ省の新センターで訓練することを発表している。
ラムソンスタジアムでは2000年から週に2回のドッグレースを開催し、約1500回開催されたレースは多くの来場客を集めた。
同スタジアムは1人あたり9万〜18万ドン(約517〜1034円)という手頃な入場料で、様々な社会経済的背景を持つ人々が参加できるものであったため、家族連れ〜ギャンブル依存症の人まで、幅広い層の来場客が訪れていた。
しかし、同社の発表では税金450億ドン(約2億5869万円)の支払いに加え、2050億ドン(約117億8460万円)の損失を計上していたことが明らかにされている。
同社の担当者によると、ラムソンスタジアムがライセンスを更新する場合には、付加価値税とドッグレースの特別消費税として、少なくとも年間1000億ドン(約57億4858万円)を支払う必要がある。
また、場外チケットカウンターやテキストメッセージで遠隔地から賭けを受ける許可を得た場合には、この金額は30倍になるという。
バリア=ブンタウ省文化スポーツ局によると、ラムソンスタジアム移転後の跡地は、他のスポーツ活動に使用される予定となっている。
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