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ベトナムの中国人観光客、控え目となる見込み:旅行各社
<写真:VnExpress>
中国がベトナムへの団体旅行を再開させたが、ベトナムの旅行各社は世界経済減速の影響によって中国人観光客数が「控えめ」に留まると予想している。
ダナン市旅行協会のグエン・ミン・サン副会長によると、同市との中国直行便が再開されていないため、中国人観光客は費用を掛けてホーチミン市やハノイ市を経由する必要があり、同国の団体旅行客がパンデミック以前の様に同市を訪問する可能性は低い。
また、旅行会社は同市への中国人観光客が再興する前に、同国のパートナーとビザ問題や航空券、ツアープログラムに関して協力する時間が必要である。
中国政府は約3年間に及ぶ国境閉鎖を経て、ベトナムを含む60カ国を対象に海外への団体旅行を許可している。
中国と国境を接するクアンニン省のチン・ダン・タイン観光局副局長によると、15日に中国人団体旅行客37人がモンカイ国境ゲートから到着し、4日間の旅程で同省のハロン湾とハノイ市を訪問する予定であるというが、今後数日間で同省を訪れる中国人観光客は少人数の見込みである。
中国・広西チワン族自治区にある広西海外旅行会社のグエン・レ・ビン代表は、顧客を迎える前に当局と協力してビザ手続きについて確認する必要があるため、まだ中国人団体旅行客の予約を受けていないという。
ベトナム政府は中国からの観光客受け入れを計画していたが、世界経済の逆風で中国人の旅行が制限されることが予想され、同計画に影響を与える可能性がある。
大手旅行会社ベトトラベルのフイン・ファン・フォン・ホアン副社長によると、旅行費用が高額であるため、中国人観光客の到着数は少ない状況であるという。
中国はベトナムにとって最大の観光市場であり、パンデミック前の2019年には中国人観光客約580万人を受け入れ、外国人入国者全体の約3分の1を占めていた。
HSBCによると、2023年にベトナムはパンデミック前の50%〜80%に相当する中国人観光客300万〜450万人を受け入れる見込みである。
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