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多くが4月末連休の旅行を見送り、人気観光地が危機的な状況
<写真:VnExpress>
ベトナムは4月末から南部解放記念日の連休を迎えるが、ダナン市やニャチャン市、フーコック市といった人気観光地のホテルでは客室予約が30〜60%となっており、パンデミック前の水準を遥かに下回っている。
低水準となっている原因には景気が悪化していることや、多くのベトナム人が旅行よりも帰郷を選択したこと、国内線航空運賃が高価過ぎることなどがある。
実際に連休中の国内線航空運賃は一部の国際線よりも高価となっている。また、人気観光地のホテルでは国内線航空運賃が値上がりするにつれ、客室予約のキャンセルが相次いでいるという。
ニャチャン市の主要な外国人観光客市場は韓国人観光客であるが、大半が短期旅行者であり、期待されていた中国人観光客は僅かな数しか戻ってきていない。
そのため、国内観光客が主要な収入源として期待されているが、大幅な割引を提供しても中々予約に繋がらないという。
ニャチャン市では連休中に満室になるホテルはなく、一等地にあるホテルやリゾートでも稼働率が70〜80%となる可能性が高い。
ダナン市も同様の状況であり、シェラトン・グランド・ダナン・リゾートの予約状況は約60%で、国内観光客の予約は約25%程度に留まっている。
国内線航空運賃の高騰によって過去数年の同時期よりも国内観光客数は激減し、インドを含む一部国際路線の減便によって外国人観光客数も減少した状態にある。
フーコック市の状況も他2都市と変わらず、リゾートのサンセット・サナト・リゾート&ヴィラズでは予約率が約30%で例年同時期と比較して急落している。
キエンザン省観光協会チャン・クオック・カイン会長によると、地元航空会社や関連機関が多くの観光客を呼び込むために、よりリーズナブルな航空運賃を考案することが必要である。
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