ビンファスト、SPACとの合併で米国上場へ

2023年05月15日(月)14時57分 公開
ビンファスト、SPACとの合併で米国上場へ

<写真:Tuoi Tre>

 

ベトナムの電気自動車(EV)メーカー「ビンファスト(VinFast)」は12日、SPAC(特別目的買収会社)の「ブラック・スペード・アクイジション(BSAQ)」との合併により米国市場への株式上場を目指すことを発表した。

 

ビンファストは先月、親会社である「ビングループ」と同グループのファム・ニャット・ブオン会長から新たに25億ドル(約3400億円)の資金提供を受けたことを発表していた。

 

同社とBSAQの共同声明によると、BSAQの株主が同社株式の現金への償還を選択しないことを前提に、合併後の企業価値は約270億ドル(約3兆6700億円)、株式価値は230億ドル(約3兆1300億円)になる。

 

合併は2023年後半に完了する予定であり、ビンファストの既存株主がBSAQ株式の約99%を保有することになるという。

 

2017年に設立されたビンファストは2023年3月からカリフォルニア州でのEV販売を開始ししており、同社は2022年12月にティッカーシンボル「VFS」でナスダック上場に向けて米国での新規株式公開を申請し、約600億ドル(約8兆1600億円)の評価額を目指していた。

 

同社によると、同社は全世界で約5万5000台の受注があり、年間30万台のEV生産能力を有している。

 

BSAQは香港を拠点とし、マカオとフィリピンでカジノを運営する「メルコリゾーツ&エンターテイメント社」のローレンス・ホー代表の個人投資部門である「ブラック・スペード・キャピタル」によって設立された企業である。

 

同社のサイトによると2年以内にエンターテインメント事業を行う企業と合併する計画で、2021年7月にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している。

 

ビンファストのグローバル最高経営責任者であるレ・ティ・トゥ・トゥイ氏によると、BSAQとのパートナーシップと米国での上場は、同社のグローバル展開にとって最適な資金調達手段であるという。

 

ビンファストがSPACを通じて上場する動きは​​マイクロヴァストやファラデー・フューチャー、ニコラ、ルシード・モータースといったEV企業に続くものである。

 

かつて熱狂的であったSPAC市場は米国証券取引委員会の厳しい監視により冷めつつあるが、自動車技術系企業を中心に株式市場への迅速な参入ルートと考えられており、テスラのような株価評価を求める投資家に人気を集めている。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2023 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板