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ファム・ミン・チン首相、G7広島サミット拡大会合に出席へ
<写真:Tuoi Tre>
ベトナム外務省は16日、ファム・ミン・チン首相が岸田文雄内閣総理大臣の招待により、日本で19日〜21日に掛けて開催される先進7ヶ国首脳会議(G7広島サミット)に合わせて開かれる拡大会合に出席することを発表した。
G7は米国と英国、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの先進7カ国が参加する組織であり、今年は日本が議長国として広島県広島市でG7サミットと拡大会合を開催する。
拡大会合では世界的な食料自給の安全保障に関する行動計画が可決される予定である。
チン首相は複数の危機への対処に向けた協力体制の確立や、持続可能な平和・安定・繁栄した世界に向けた共同努力など、3つの主要テーマを取り上げた拡大会合に出席する。
また、同首相は拡大会合の他にも各国の首脳と会談を行う予定で、在日ベトナム人コミュニティとの会合やビジネスフォーラムなどへの出席も予定している。
ベトナムは日本がG7議長国を務めた2016年に初めて拡大会合に出席し、今回の拡大会合で3回目の参加となる。
2016年の日本によるベトナムの招待は、カナダが2018年に同国で開催したG7サミットにベトナムを招待するきっかけとなった。
岸田首相は3月20日に行なった会見で、G7広島サミット拡大会合にベトナムを含む8か国の首脳を招待する意向を明らかにしていた。
8か国の内訳はベトナムとオーストラリア、ブラジル、コモロ、クック諸島、インドネシア、インド、韓国で、いずれも日本がさらなる関係強化を目指す重要なパートナーである。
日本はベトナムの5番目の包括的戦略パートナーになるための取り組みを強化しており、双方は今年外交関係樹立50周年を迎えるための準備を進めている。
ベトナムは2023年から25年の任期で国連人権理事会の理事国に選出されており、ASEANで重要な役割を担っている。
日本がベトナムをG7広島サミット拡大会合に招待したことは、ASEANにおけるベトナムの地位と役割に対するG7議長国およびグループとしての敬意を示すものであるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。