5月のG7広島サミット拡大会合、ベトナムを含む8ヶ国を招待

2023年03月22日(水)12時06分 公開
5月のG7広島サミット拡大会合、ベトナムを含む8ヶ国を招待

<写真:Tuoi Tre>

 

岸田文雄内閣総理大臣は20日に行われた会見で、5月に日本が議長国を務める先進7ヶ国首脳会議(G7広島サミット)の拡大会合にベトナムを含む8ヶ国の首脳を招待する意向を明らかにした。

 

読売新聞によると、岸田首相は20日にインドを訪問した際にインドのナレンドラ・モディ首相を同会合へ招待し、記者団に対して各国首脳の招待を発表した。

 

8ヶ国の内訳はインドとベトナム、オーストラリア、ブラジル、コモロ、クック諸島、インドネシア、韓国となっている。

 

また、国際通貨基金(IMF)および経済協力開発機構(OECD)、国際連合(UN)、国際エネルギー機関(IAEA)、世界銀行(WB)、世界保健機関(WHO)、世界貿易機関(WTO)といった国際機関のトップも招待する予定である。

 

G7広島サミットは5月19日〜21日に掛けて広島県広島市のグランドプリンスホテル広島で開催され、今回招待を受けた8ヶ国はいずれも日本にとって重要な、あるいは潜在的なパートナーとなっている。

 

インドネシアはASEANの議長国であり、インドはG7を含むG20の議長国で、オーストラリアは米国とオーストラリア、インド、日本を含むQUADグループにおいて、日本の重要なパートナーである。韓国は日本との歴史問題を解決する方向で動いており、両国は新しい発展段階に向かっている。

 

また、日本政府は法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国の協力が重要だと考えており、ブラジルとコモロ、クック諸島は関係強化を検討している南半球の国々の1つである。

 

ベトナムは2014年以来の広範な戦略的パートナーであり、2023年は両国の外交関係樹立から50周年にあたる。

 

岸田首相は2022年5月にベトナムを公式訪問した際に、「日本とベトナムの協力の可能性は無限である」と述べている。また、ベトナムは2023〜25年の任期で国連人権理事会のメンバーとなっており、ASEANにおいて重要な発言力を有する。

 

ベトナムは過去にG7拡大会合へ2回出席しており、2016年に安倍晋三首相(当時)の招待を受けて伊勢志摩サミット、2018年にはカナダで開催されたシャルルボワサミットの拡大会合に参加している。

 

岸田首相はG7広島サミットに向けたメッセージの中で、エネルギーや食料安全保障を含む世界経済、ウクライナやインド太平洋を含む地域問題、核軍縮・不拡散、経済安全保障、気候変動、グローバルヘルス、開発といった地球規模の課題への対応に関する議論を主導したいとしている。

 

 

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